船内で船長を見分ける方法


 一般の御客様には、船内でどの人が船長なのか、なかなか区別がつかないものである。事務長を船長であると思っている人も少なくない。船長は一般的にあまり船内をうろうろする事はないが、全く御客様と接点が無いわけでもなく注意して探してみると必ずお目にかかることが出来ると思う。そこで、船内での船長の見分け方を述べてみよう。

  船内で ”キャプテン” と呼ばれている人が船長である。船長は船内では、制服に身を包み肩章たるものでその身分を証明している。肩章とは、肩にに付けた金筋のラインであり、4本の金筋が船長と機関長を示す。冬の制服では、袖の所に金筋が入っているものが一般的である。同じ4本の金筋でも金筋と金筋の間に紫を入れて船長と機関長を区別する会社が多い。金筋の間に紫が入っているの方が機関長である。また、事務部は、金筋の間に白のラインを入れる事がある。さて、この金筋だけで船長を判断するのは、一般の人には少し見分けにくいものである。機関長も同じ4本であるし、3本なのか4本なのかも分かりにくいものである。それで見てほしいのが帽子である。帽子の縁である。ここに金の模様が入っているのが船長帽であり、これをかぶるのは船長のみなのです。下の写真を見てほしい。これが船長帽と船長の肩章である。今度客船に乗船の機会があれば船長を捜して見て下さい。

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