生年不詳。ソロで1930年に残した唄とハモニカを融合(!)した２曲（unissued takeを含めば３曲）の録音で知られる。

既に不況期に入っている時期に録音を残しているだけあって、芸としての完成度は相当のもの。２曲ともほぼ同様の構成で、特に唄のレスポンスとしてのハモニカの使い方、あるいはハモニカのフレーズのあちこちに奇声を織り交ぜるスタイルでは、テクニックシャンぶりを見せている。この系統の技の完成者SONNY TERRYとの関係が気になるところ。いずれにせよ、これにあこがれて、家で練習を強行した場合、家族の白眼視から逃れることは難しいであろう。

参考音源（兼参考文献）

THE GREAT HARP PLAYERS(1927-1936)/DOCD5100
２曲を収録。

discography ALFRED LEWIS , h solo/v effects
CHICAGO , 5.May.1930

C 4481-	MISSISSIPPI SWAMP MOAN	*
C-4482-	FRIDAY MOAN BLUES	*
C-4483-B	EASY RIDER'S BLUES	UNISSUED

* on DOCD5100

THE SOURCES

1. "BLUES AND GOSPEL RECORDS 1890-1943"(4th EDITION)/ ROBERT M. W. DIXON, JOHN GODRICH, HOWERD W. RYE/ OXFORD UNIVERSITY PRESS
   
2. THE GREAT HARP PLAYERS(1927-1936)/DOCUMENT RECORDS/DOCD5100
   

ご意見ご感想は、 boogie@mve.biglobe.ne.jpまで