技官と助手2
助手と実験することになった
ドイツ人の方の助手とである
この研究室でどういう研究を行っているかを
実際の実験を見て学ぶのが目的である
私はこの実験について全く知識がないので
助手に一から教わらなければならない
このドイツ人助手は
最初は日本語で説明してくれていたのであるが
ある時から突如英語になった
どうやら彼は興奮すると英語になるらしい
興奮が冷めると再び日本語に戻るらしい
日本語で聞いても理解しづらい話を
英語で聞いて理解するのは私には不可能である
実験結果を見て興奮して
なにやら私に向かって英語で言っているのであるが
私にはよくわからないので
とりあえず「ほー」とか「へー」とか言っておいた
私はというと発言はほぼ全て日本語で行った
私がこの日唯一発した英語は「I'm hungry.」であった
助手が「Are you hungry?」と聞いてきたので
そう答えたのである
そうすると彼が一押しするとんかつ屋につれていかれた
ランチを注文し日本語で雑談しつつ昼食を終えた
彼はこの店のとんかつを好んでおり
「ココノ シェフ ハ テンサイ デス」と絶賛していた
その後実験室に戻り実験を開始したのであるが
実験室に戻る際に実験中に食べる食料を
購入していこうということになった
何を買ったらいいかよくわからないので
横目で彼は何を購入するのだろうかと観察していると
彼はお菓子を大量に買い込んでいる様子であった
それを見て私もお菓子を買わねばと思い
逆上して「コアラのマーチ」を購入した
実験室に戻ると実験は再開された
彼は先ほど購入していたお菓子を私に分けてくれた
私の方は「コアラのマーチを」出しそびれた
その後7時くらいまで実験をした
朝9時くらいに実験を開始したので計10時間
助手とマンツーマンだったことになる
そしてようやく帰宅
私は帰りに英会話の本を購入した
もどろうか