職員専用屋形船


我が職場には職員の集まりがある

その集団は毎年夏に暑気払いというイベントを行っており
今年は隅田川花火を屋形船で観戦しようという案が持ち上がった

私はその集まりの今年度の幹事の一人なのである

当初は費用等の問題でいろいろもめたが
食料を持ち込めば安く実現できるということで
結果強行開催することになり準備をすすめた

私は隅田川花火も屋形船も初体験である

さて花火大会当日

桟橋に屋形船が設置されており
幹事としていろいろ仕事した後に
大量の食料とともに屋形船に乗り込む



職員専用屋形船



あやしげな通路を通り内部に侵入する

この屋形船は屋形船としては大きい部類であり
エアコン、トイレ完備で80名の職員を搭載可能となっている



屋形船内部の様子
約60名の職員が収容されている

職員がそろったところで屋形船は花火観戦場所に向かう

屋形船はゆらゆら川に浮いているイメージであるが
いざ移動する際には意外に速い動きをする



隅田川を下り花火会場に向かう

景色をながめる間もなく観戦場所に到着
すでに多数の屋形船が到着して場所をとっている

花火開始まで1時間半
屋形船が止まってしまえばあとは普通の飲み会である

花火開始時間が近づくと船上に上がることが可能となり
職員はこぞって船上に上がる

しかし船上にあがる際にはルールがあるらしく
「立ってはならない、しゃがんで観戦するように」
という注意を受けたため職員はおとなしくしゃがむ



船上の様子

さていよいよ花火開始

それなりの距離でそれなりの花火があがり
職員はそれなりに歓声をあげる

「マグネシウム」などの職員らしい単語も要所で登場し
酔った職員はそれなりの奇声をあげる



花火をみつめる職員



隣の屋形船
屋形船同士でライバル心が芽生える

1時間半程度で花火は終了し
終了次第屋形船は元の桟橋に向かう



元の桟橋に到着

後には大量の食料が残ったが
本年度の大イベントがとりあえず無事うまくいったので満足である

次の任務は忘年会となるが
今回多額の費用を使用したのでささやかなものとなるだろう



もどろうか