不定期日記と言うか、更新履歴その他雑談(2000年・後半)
Top page

e-mailのフォームを用意しました。
自分のmail環境からmailする際、操作性など問題を抱えていらっしゃる方は、御利用下さい。

2000/12/30 困ったときのone stop!
今年の企業のweb siteは、one stop(昨年だったらポータルサイト)を目指すのが流行りだった。
今年、あるいはwebに限らなくても、
・困ったとき相談所としての警察・派出所での相談事の激増
・駄菓子屋、雑貨屋が消えながら、コンビニが展開
・大規模小売店
どれも「そこに行けば思ったものが一通り揃う」というイメージを持っているから、受け入れられたのだと思う。 昔なら、それぞれの需要に対して、まず家族や友人や営業担当が(最適かどうかは別にして)アドバイスできて、専門店に直接足を運ぶこともできたけど、今は世の中複雑だし、徹底的に安いもの探いたいし、良心的な営業ばかりとは限らないし で、自分の眼で品物を比較するしかなくなった。
一時、専門店を構えることが注目されたのが、嘘の様だ。
だからと言って企業側の都合だけで品物を揃えてone stopのフリをしても、お客様が付いて来るとは限らない訳で、最近のメーカ系のweb直販などは勘違いや系列により失敗するリスクを抱えている。
メーカの通販webも利用したことはあるが、最終的な運賃負担を考えると、複数ブランドをまとめ買いできる業者を選択するのが得 ということだ。 取り扱い商品の幅が、それぞれの分野で狭いと、お客様から見てone stopにならず、他のサイトを併用しなければならなくなる。
私自身、治療用特殊食材を買うときは、一度に全ての食材を発注できる というのが選択理由だったりする。
一方で、余りに広い分野をカバーすると、それぞれの分野の品揃えが手薄になって利用し難くなるとも言える。 だから、どことは言わないけど、ブランドや値段で成功しようと思ったら、本当にNo.1を獲得しなければならない。 私には、それは無茶な体力勝負を強いる上に、成功してもいつその商売自体がバブル化するか分からないリスクを感じる。人がやる分には構わないが、私は手を出したくない。

そこまでしてone stopを実現して、実在店舗ではメガストアばかりになったら、結果どうなるだろう?
私の住所近辺には加古川市などの大規模小売店の激戦区が広がるが、チラシの中身が品揃えから値段に至るまで均一化し、やや面白味が減って来ている。
県内でいち早くGAIAX店ができるほど価格面のトレンドに敏感な地域故に、同業者間の競争が激しいだけかも知れないが、余りにありきたりな値段だけを切り口にしたone stopメガストアは、ニッチを逃したり個性をなくす結果になるんじゃないかと思う。

ちょっと辛口な話で、(週一更新が見事に挫折した)2000年のdiaryはおしまい。

2000/12/3 対話すること、しないこと
2個↓に書いた様なPCの使い方は、持ち主に対して対話をなるべく避ける様に という思想で考えると、分かりやすいかもしれない。
今のPCは操作する人の意志を実現するため、対話を深める方向に集中して強化されて来たのではないだろうか? それは、時に煩雑とも取れる操作性を代償にして、インターネット上で常に更新される新たなデータ形式への対応など、汎用性を得てきた。 でも昔のバッチ処理の様に、対話しなくてもコンピュータが人間の役に立てることはあるし、それどころか人間を忙しさから開放するために、雑用を黙って引き受けるコンピュータがあっても良いはずだ。
制御用のマイクロコンピュータの相当数がそうしている様に。

なんだか画面表示系に絡んだ仕事をしている反動の様な気が、自分でもするのだけど、秘書や執事の様に、さっと気を利かして主人の要望に応える という様は、コンピュータ登場以来、人類が描いてきた、一つの理想像じゃないかと思う。

TV番組見ていて、ふと気になってGAIAXの販売店をチェックしたら、隣町に2店もあることが分かった。
今まで気付かなかったとは、不覚。

2000/11/23 TPS
もう最近は、携帯電話などのISPサービスが停止するのは聞きなれた話になってしまった。
しかし昨年のアメリカでのオンラインショップの遅配を始め、個々のサービスは立ち上げ時点にトラブルを起こす例が後を立たない。
必ず、アクセス殺到でシステムが止まるなどと言われてないだろうか?
最近のオンラインシステムは大抵、↓でも揚げたCRMなどを実現するため、トップページを開くだけでも大量のクッキーを設定して、個人一人一人がloginしたも同然の取り扱いをしようとする。
顧客情報を集めまくってCS向上を図ろう という意図は分かるのだが、しかしそこで、世界中のインターネットユーザに対して、同時にCRMし切れる設計をしているのだろうか?
もちろん、余程の重大ニュースであっても、一度に特定のサイトを訪れるユーザは、接続可能な人の数十万分の一に満たないのが普通だとは思う。 しかしそれでも、世界中に広がったインターネット上では、母数は大変に大きくなってしまうはずだ。
それを考えると、安易にグラフィックを多用して転送速度を落したり、クッキーでユーザ動作を細かく追跡したり と自分のサーバを重くするのは無謀だと思う。
Transaction Per Second: 毎秒何件の処理に応えることができるか という、基本的な性能をまず見極めてから、新しいサイトを立ち上げる慎重さを求めたい。
そのサイトで提供したい、コアなサービスを最小の負荷で実現して、それに付いてきたユーザに向かって、除々に木目細かなCRMを行う方が、リスク管理としても優れているはずだ。

2000/11/23 personal secretaly
PCハードウェアの開発に近い立場で仕事している関係、パソコンという商品が成熟してきた一方、どうしても操作の際 専門知識を要することにジレンマを感じてもいる。
インターネット・アプライアンスに取って代わられるのではないか? と。

ただ、昔ながらの電話営業も、web行動追跡によるCRMなども、個人情報を採取することが大きなキーポイントとなっている一方、それによってプライバシ侵害を受けるリスクもある。 たとえば、電話営業を断る時間だけでも、回数が増えると迷惑だ。 訪問販売法や消費者契約法も、そういう営業手段への歯止めとして作られているはず。
そう言った個人宛のアクションを適宜選択するための最終防壁として、家庭に置いたPCサーバを利用できないだろうか?
現在でもSPAMを文面解析によって受信拒否したり、web参照で設定されるクッキーを拒否すること位は実現されているが、電話の音声応答位まではそろそろ実現域に近づいている と思う。
未知の相手からの電話を受けたら、実際がどうであれ、用件をヒアリングする代理応答にするのだ。
スピーカに流しておけば、実は取るべき電話かどうかを監視することもできる。
こういう形でPCサーバを置くとしたら、当然ながら留守録やfax機能を持つことになる(分けて実装するのが そもそもナンセンス)。
更に外出先から、スケジュール管理や伝言機能を有する自前のASPとしても使えるし(そう、外部業者のASPサービスは、個人情報の守秘義務については、結局業者を信じるしかない)、TVの予約録画も今なら実現可能だ。
ネックがあるとしたら、まず家庭に置くための基本機能としての、「秘書並の応対ができる、賢い、音声による電話対応」であり、音声認識の技術を更にブラシアップしなければならない。 また管理者を置かずに24時間運転できるだけの、簡単操作かつ堅牢なシステムも必要で、Windowsを無改造で流用するのは無理かもしれない(Linuxなら大丈夫! と無責任に断言もできないし)。
私自身としては、PCがこういう商品に進化することは(汎用性を切り捨てることになるけど)良い市場じゃないか と考えている。が、それに自分が係われるかどうかは、微妙かもしれない。

もっとも、今の対話処理を中心に据えたPCの使い方は、まだこれからも必要とされ続けるだろう。
(商売として今以上の規模を維持できるかどうかは、判らない)

2000/10/19 はっきり、くっきり
今週までに、crusoe搭載機の第一陣は、サブノート機を中心に各社出揃った。
●カメラ搭載などで、AV志向が分かり易いSONY
●横長画面やPHS連携という売り機能の陰で、コンパクトなマザーボード設計が妙にオタク心をくすぐる富士通
●敢えて新デザインに走らず、反射LCDの裏側(他のモデルではバックライトのスペース)にバッテリを押し込み、パソコンの性能の一つ=動作時間にこだわったNEC
と、各社共デザインの方向が実に明快になっている。
Intel,AMDでこれができなかった理由の有無は脇にどけて、不思議とメーカー間の個性が際立ったこの秋に、注目したい。
(まあcrusoeも、コード変換でRAMに掛かる負担は決して軽くないから、CPUの低消費電力の恩恵が100% PCの性能に生かせる訳ではないのだろうけど)

2000/10/9 電柱の功罪
一昔前は、電柱は景観を乱す割に、配線を収容する効果しかない(100歩譲っても、広告媒体)と批判の的にされて来た。 その配線も、共同溝に配線できる類のものだ。
最近この議論はちょっと下火な気がするけど、それは土木事業に目が向かなかったり、通信回線の需要が強調されているからだろう。
充分な需要があれば、共同溝の方が細い通信回線の収容には適していると思う。 電力線は感電怖いけど、まあ収容するための技術は確立しているだろう。

しかし都会以外では、多くの建物より電柱が高い という状況が生まれる。 これにより、避雷針としての効果が得られている という認識は、もう一度持っても良いのではなかろうか?
都市工学か何かの関係者で、散々議論されてるネタだとは思うが、雷雨が来つつある今、ふとそんなことを考えた。
こないだみたいに、通信回線に(たとえ誘導雷でも)落雷するのは御免だが、電力線ならある程度の耐久性がある。なにより避雷線を併用している。

天文ファンにとって、晴天の星空をさえぎる電柱・電線は、邪魔者なんだけど、こういう効果を考えると、防災施設としてちょっとは評価したくなる。

2000/9/24 ネットアイドルという戦略
両親の電気店をこれからどうするか、その手段を色々考えているのだけど、自分自身はメーカの奥で開発をやっている手前、現場の感覚が今一足りない。
少なくとも、値段やサービス範囲(地域の広さや24時間対応など)で大型店などに張り合うのも、非常に体力を要する。 メーカ系列の個人商店では、独自技術 という売りも無い。
ただ、人の魅力を全面に押し出せば、独自のポジションを築けるのではないか? というアイデアが浮かんだ。
例えば、独自の商品に対するこだわりを発信し続けることによって、店の存在をアピールする。
とりまきを作って井戸カエルになるのと紙一重だし、結果として催眠商法みたいになったら恥ずかしい限りだが、人を信じて貰える店にしたい。
4000円という決して安くない料金でも、自分自身、20年以上通い続けている理髪店の様に。

2000/9/17 オリンピック(そうは言っても阪神ファン)
開会式をリアルタイムの中継で見たのは、何年ぶりだろう?
少なくとも、ソウルの時は今回とほぼ同じ時間帯だから、見れないことはないはずだった。
しかし記憶がない。多分、これまでは何かと仕事が入っていたのだと思う。
正直言って、選手選考のトラブルや利権の強化など、嫌気が注す要素はいくらでもあった。 セリーグの対応の冷たさもあって、無視してようか という気持ちにもなった。
しかし朝鮮半島の2国が同時行進など、やはり感動してしまった。
なんか非難が湧いてる日本のマントも、たまには驚かせたれ! という茶目っ気に、私は好意を持った。
青いな(笑)
世界中の地域の選手が一同に会して競技できる という幸せに、陰ながら声援を送りたい。

電話料金の文句を↓に書いたけど、その後ISDNの定額接続サービスが、近所までサポートされる予定となった。
局番が同じ地域なので、もし利用できる様になれば、細かい割引サービスの大半は考えなくて済む様になるんじゃないだろうか?
定額接続の普及で、テレホタイムの輻輳状態が解消することを期待したい。

2000/9/10 TVからANTを消す
ということが、実は簡単にできる。
デジタル地上波TVの設備投資で大きなウェイトを占めるのは、サテライト局の送信設備という。
(編集までは既にデジタル化が進行しているし、最後にフォーマット変換掛ければ片方向送出は最低可能になる)
しかし地方あまねくカバーする空中線設備として、携帯〜PHSの施設を使えないだろうか?
帯域的には64kbps vs.6Mbpsだから、2桁程度しか違わない。 携帯が何chを同時・独立に通信確立できているのか知らないが、その中100ch分を割り当てて貰う契約で、デジタルTVの信号は送出できる。 IMT-2000に移行すれば、当然この敷居は1桁軽くなる。
この場合、TV側は携帯電話レベルのアンテナで受信できることになるから、現在のV/UHF〜パラボラの固定アンテナは不要となる。 携帯の使える程度の環境があれば充分だ。
デコーダは、そりゃ携帯よりは大規模な回路にはなるだろうが、だからと言って携帯100台山積みにした様な無様なものにはならない。
電信柱が景観を損ねる という議論の脇には、TVアンテナも同罪と見なす考え方があるだろうけど、その解決策にもなると思う。
でも携帯電話の電磁障害の問題をより複雑にするし、電機屋の立場としては、工事の市場が消えて困るかも。

2000/9/3 わざわざ難しくするな
と、電話料金の割引など見ていて思う。

料金体系全体を見直す程ではない値下げを行う時、特定条件での割引 という手を使うのだけれど、例えばテレホーダイとタイムプラスとiプランとOCNから最適の組み合わせを選べ と言われて、迷わない訳にはいかない。
単純な割引や定額制でなく、料金の一部分だけを条件付きで変更する というのは、データ通信のコスト削減というアメリカの要求と、どう合致するのだろう? データ通信の割引が目的なら、データ通信専用局(つまりISPのアクセスポイントなど)を指定して、そこへのダイアルを一律に割引くのが落し所になるはずだ。
iプランの売り込みの電話(担当局からだけとは限らない)では、「これまで説明不足の面もあったので…」という説明が常套句になっているが、説明に困る程の複雑怪奇な料金体系というのが問題の根源でないだろうか?
電話料金以外でも、福祉施策や税金関係などで、専門の資格を設けなければ対応できないほど複雑な制度体系になってしまったものは、いくつかある。 消費者の側も、スーパー特売などに慣れ過ぎて、こういう特例の上塗りにクレームをつける眼を失っていないだろうか?
期間限定・現品限り に弱い という人は多い(私もその一人かも)のだけど、困った性質かも知れない。

一方、電力、ガスなどは、基本料金をそれぞれの時節や相場に応じて、比較的こまめに変更している。 これらは個別の割引では対応しきれない程、石油資源などの輸入価格が大きく変動するという理由もあるのだろうけど、たとえ数千円中の1円程度でも、値下げのメリットが全利用者に反映されるのは正義にかなう と思う。それなら、値上げの場合も(場合によるが)納得できるというものだ。
オール電化割引などと言うのは、単純な顧客囲い込みだから、善し悪しは別としても理解しやすい。 また大口顧客への割引や、グリーン電力の議論なども、目的と実現方法が一致しているから、理解することができる。

ソフトウェアを設計する時もそうなのだが、こういう要求は、目的と実現方式が一致しているか、シビアに見通さないといけない。
これを怠ってその場凌ぎの建て増しを繰り返すと、必ず思わぬ問題を発生させてしまうのだ。

まあ、電話料金の場合は、今割り引き制度の見落としが少々あっても、いずれ大幅値下げさせられる に違い無い。 割引の営業電話に、一抹の胡散臭さ(NTTなら料金表に個別の提案を同封すれば良いものを、わざわざ電話で聞き出すのはどういうことだろう。悪徳業者でも出来てしまうではないか)を感じるので、ISPの新価格(短時間ながら電話料金こみの定額プランや、ISP料金の完全な定額制など)をフォローするだけでも、当面は充分かも知れない。

2000/8/19 こんなポータルないやろか?
1) server status portal
各プロバイダ・サイトの回線、メールなどのサーバ運用情報を集積して、一括提示する というサービスが欲しい。
ユーザはmail配送経路などの運用状態を知ることで、メールが確実に配送されているかなどを、プロバイダ間にまたがって検索できる。 当然、webサーバや各種オンラインサービスの運用状況も把握できる。
プロバイダ側も、サーバ運用情報の提供に掛かるユーザサポートを改善できる(費用軽減にまではならないだろうけど)。
当然、サービスの性格上、特定のISPの一部門として運営する訳には行かない(ライバルISPの情報も公平に扱わなければならないから)。 独立したベンチャー(で、しかも充分な信頼性を持つ複数のバックボーンから直接接続できる施設)に、やって欲しいと思う。

2) CMの演出談義 掲示板
CM出演のアイドル追っかけがメインらしい掲示板は、探せば見つかるけど、CMの演出とか雰囲気作りに対してコメントできる場は中々無い。
一方、自分もそうだが、CMの感想を書きたい という人は結構いる様で、CMなどのキーワードで検索したらその手の日記がごろごろ出てくる。
自分自身でそのための掲示板作っても(精々仲間内でクダ巻く程度なので)空しいけど、広告会社が市場調査を兼ねて運営すれば、かなり率直な意見を汲み上げれるのではないだろうか?
そんな必要を感じない程に、今既に完成したモニター制度を運用できているのだろうか?
掲示板形式で運営すれば、モニターにリベートを払うとしても、かなり小額に抑え込めると思うのだが。

2000/8/13 会議のかたち
『会議とは、リアルタイムで意見を交換する行為』と考えてみよう。 その結果として、合意や妥協や誤解の解消、複数の見識の出会いによる新しいアイデア などが得られる。

従来:
開催通知を、郵便やfaxで送っていた。 電話連絡だけ というのは聞き違いのリスクがあるし、相当失礼な行為だろう。
そして、会議参加者が直接出向く。
この形では、連絡に数日〜数時間要する。 そして、参加者全員のスケジュール調整が必要。 参加者移動に時間と費用を要する。
ただし、顔を直に付き合わせる親近感だけは、最高だ。
ここまでは、ITをもてはやす際、使い古された常識。

現在:
e-mailで開催通知を送る。
そして、通信回線を介した電話・画像会議を行う。
連絡は最短数秒。 しかし、参加者全員のスケジュール調整は、依然必要だ。 現実には、通信回線を介することで、意志疎通が多少弱くなる。
参加者は原則移動不要なので、交通費が浮く。海外との連絡では重大なメリットだ。
一方、人は何時でも何処でも、携帯端末越しに、会議に巻きこまれるリスクを負った。 携帯マナーに反対する人に取っては、それはデメリットとは感じないのかも知れないが。
これで満足して良いのだろうか?

将来:
会議で用いる情報・判断能力を有する代理エージェント(のソフトウェア)を送付する という形が、登場しても良いと思う。
代理エージェント同志で情報交換〜意思決定を行う。 会議内容を与えられた代理エージェントが発信者に戻り、議事を発信者の習慣に合わせた形で要約・報告した上で、会議結果の承認を得る。
代理エージェントの行動を必ずしも承認できるか? という問題点や、本人にしか発想できないアイデアなどは制限される。
一方、発信者の考え方を反映したコメントを、確実に、その場で出せるため、本人が不在の間でも重要な情報を見落とすことがなくなる。
定型的なスケジュール調整・報告会などに限れば、結構実用にならないだろうか?

真夏の夢 かも知れないが、こういう技術は、電波往復だけで数分以上掛かる惑星間通信などでは必須になる、と私は予想している。
それに備えて、代理エージェントが恋人の真似を務める などというシチュエーションは、覚悟する必要があるだろう。
そういうエージェントを開発する企業が、そろそろ現れても良い。

2000/8/12 某窓
以前、こんなのを考えたことがあった;

 某窓 (そして、最高の評価はこのリリースで得られた…)
 某窓 Second Edition
 某窓 Millennium Edition   ここまでは、実在(するであろ〜)
 某窓 ByeBye Edition (さらば)
 某窓 New Start on Edition (新たなる旅立ち)
 某窓 Eternally Edition (永遠に)
 某窓 Complete Edition (完結編)
 某窓 Revival Edition (復活編)
完結と再開を繰り返す、歴史を見たことはありませんか?(笑)

2000/7/29 摺り込み
物心ついた頃、父親は良く、15"幅のファンフォールド紙(俗称LP紙)の束を持って帰ることが多かった。 この紙には、落書き帳として大変お世話になった。
時は流れてコンピュータ出力でも一部の複写帳票くらいしか、15"幅の用紙は使わなくなった。
そして今気付いたのは、父親は未だかつて、PCをまともに使い込んだ事がない という事実。
どうやら以前は、取引先か何処かのプリンタの使い残しを貰って来ていたようだ。
しかしもし、3,4才の頃にこの用紙に出会っていなかったら、私はコンピュータにそれほどスムースには慣れなかったかも知れない。

大腸の検査に引っかかったり、例年とパタンがずれて夏も忙しかったり、やれやれ。

2000/7/22 ビデオ
5/21分にビデオ編集とPCの相性の悪さを散々書いたが、エンコードエンジンをPC本体から切り離すアプローチが流行り出している。
これなら、圧縮され、バッファリングされたデータなので、応答速度の確保が必要なストリームデータならではの問題がかなり回避される。 ミリ秒単位で、暇なタイミングにまとめて編集操作などを行う余裕が出てくる。

これを読んで具体的な製品イメージは中々湧かないと思うけど、早い話がUSB接続のTVチューナだ。 タイムシフト再生の有無などで数種類あるが、少しづつ製品が出て来つつあり、そこそこ安い。
正直言って、ビデオデータをUSB経由で転送して実用になるとは思わなかった。 IEEE1394(i-link)の立場が無いではないか?
ただ、強大なCPUパワーを結局遊ばせて外部のハードウェアに頼るのだから、PCをビデオ処理に使うことを諦めた とも言える。 対話処理であるビデオ編集に集中する ということだ。

TV再生機能を本体内蔵したPCは、やはりそれ単体で機能強化を続けているから、どちらがより安定するか、見物だと思う。
個人的には、OSのコアでストリーミング処理に適切な優先順位を持たせる改造を施すのが、一番美しい姿だと思うのだが、改造の影響範囲を考えると、外付アダプタは結構賢い方式かも知れない。

2000/7/12 轟く雷鳴、鳴らない電話
7/4は雷雨。
私は物心ついて始めて、3秒1発以上のペースで続く雷鳴を3〜4時間に渡って経験した。
ほとんどランボー、ロボコップ並の世界だ。

落雷では、昔から家電製品の被雷故障を避けるための電源off,コード外しなどが語られて来たが、今時それを守る人はほとんどいないとは思う。
もちろん、電気製品の側で、いかなる雷にも耐え得るタフネスを確保できた訳でもない。
で、最近は有線の電話機器が故障する例が多いのだが、我が家でもISDN回線が不通となった。
帰宅前の処置を家族に指示することもなかったので、回線繋ぎっぱなし(というか、信号なしを示すACTランプの点滅しか気付かなかった)。
停電対策の電池ホルダを持つ機種ではあったが、回線I/Fの故障が停電より先に起きるのでは、余り実用的とは言えない。

などと、朝までは思っていたのだが、ご近所様も電話にTV、ばらばらと壊れたらしい。

こういう時は、火事場泥棒的な悪徳業者に気を付けたい。
もし自宅訪問で妙な情報問い合わせを受けたら、NTTの窓口に改めて出かけることとしよう。まあNTT内部から顧客情報が漏れる事件さえ、起こるご時世ではあるが。

そして1週間後、暇を作ってサービス窓口に持ち込むと、即本体交換で修理と相成った。値段も新品を普通に買うよりは安い。
2週間程度、修理作業に掛かるかと予想したため拍子抜けではある。
今時、通信回線はライフライン という認識があるのだろうか? その意味では適切な対応だと思う。

2000/7/1 見るに耐える画面サイズ
休日や早く(21:00前とかに)帰宅した日は、仕事のmailを自宅に転送している。
しかし自宅で仕事をするのは、いつもながら効率が低い。 職場で無い という環境の違いかとも思っていたが、画面解像度と集中のしやすさも関係があるかも知れない。
職場: 17"CRT + 1024x768x16bpp
自宅: 17"CRT + 1280x1024x16bpp
この違いは、自宅では文字がより小さく表示され、集中力を奪っているのかも知れない。
小さな画面で高解像度を出しても、判読できる限りは利用価値がある と考えて来たが、人間はそう簡単なものではなかったか。
次の週末からは、一段解像度を下げてみよう。

室内は本日初クーラー
中々冷えない と思ってたら、暖房運転に付けてた。(^ ^)ヾ
みなさんも気をつけましょう。←他人はこんなドジ、そうそう踏まないと思う。