第8回岩泉町短角牛まつり・宝牛山上げレースについて
食欲の秋、味覚の秋、スポーツの秋、この秋の醍醐味を一度に満喫できるイベント
がこの「岩泉町短角牛まつり」です。
それでは、去る 9月28日〜29日に行われたこの「第8回岩泉町短角牛まつり」とメ
インイベントの「宝牛山上げレース」についてリポートします。
県都盛岡から主要地方道盛岡岩泉線(現在国道455号)で、岩泉町に向かう途中、
玉山村との境に県立自然公園早坂峠があります。この道が南部牛追唄にうたわれる道で
あり、峠付近にはたくさんの短角牛が放牧されています。
この短角牛をPRするために毎年行われているのが「岩泉町短角牛まつり」です。
おもな内容を紹介しますと、
○南部牛追唄全国大会(一次・二次予選、決勝大会があり、優勝商品は牛?)
○牛の鳴きまね大会(ときどきTVにもでます。)
○町民総踊り(岩泉小唄)
○牛方行列 (牛を引張って歩きます。)
○宝牛山上げレ ス(今回のメインイベント)
○岩泉町特産品即売(今話題の「龍泉洞の水」やマツタケなどがあります。)
○牛肉試食販売(とうぜん短角牛です。安いです。)
などとなっています。
それでは、おまたせしました「宝牛山上げレース」について紹介します。
「山上げ」とは、春先に牛を山に放牧すること意味します。本競技は、約10パーセ
ントの急坂100mを、牛に似せた約 700Kgのキャスター付きの丸太を(チーム人数は、
成年男子の部3名、女子の部4名などで)引きあげる早さを競う、いわば鉄人レース
です。 ほとんどの人がゴールすると、急激な酸素欠乏と疲労で路上に横たわり、ゲ
ロを吐く者もいる。(とんでもない競技を考えたもんだと思ってしまう。)
優勝チームには短角牛肉 2.5Kg、準優勝 2.0Kg、第3位 1.5Kg、参加賞 0.5Kgがそ
それぞれもらえるとあって、今年は役場、消防署、農協などの職員、高校生(女子高
生も)、学校の先生、おまわりさんなど全部で20数チームが出場しました。
わがグループからは、肉欲しさに3チーム参加しました。チーム名も、コスチュウ
ムもそれぞれ奇想天外。
それでは、チーム名とメンバー を簡単に説明します。
@「ニューフェイスボーイズ」チーム
メンバー:今年の新顔3人 K主事(S係)、S主事(Y係)、S技師(T係)
特 徴:引き締まった肉体で、服装は上はTシャツ、下はジーンズ
平均年齢 (26+19+24)/3=23.0才
体 重 (75+65+65)/3=68.3kg
A「プレイ ボーイズ」チーム
メンバー:T主事(S係)、M主事(Y係)、O主事(農林)
特 徴:頭にウサギのお耳、お尻にかわいいシッポ、顔は白く、目の周りは
赤い、そして下は網タイツ(まさしくプレイガールもどき)
平均年齢 (26+25+20)/3=23.7才
体 重 (70+65+65)/3=66.7kg
B「肉売り娘と技師二人」チーム
メンバー:O技師(KS係)、S技師(農林)、O女史(農林)
特 徴:至上発の混合チーム、作業服姿に首にタオル
平均年齢 (27+30+2?)/3=27.7才
体 重 (65+67+5?)/3=61.3kg
競技の結果、
@ 31.06秒で 4位 肉 0.5Kg(3位 1.5Kgに 0.2秒差)
A 38.21秒で 8位 肉 0.5Kg
B 40.45秒で下から 2位 肉 0.5Kg(特別賞アイスクリーム1l)
計 肉 1.50Kg アイスクリーム 1.0l
1人@ 肉 0.16Kg アイスクリーム 0.1l
以上となりました。
なお、我々の他に町長さんたちによるデモストレーションや、IBCの女性アナ達
の飛び入りなどでとても盛り上がった大会になりました。
最後になりましたが、この競技はけっして肉欲しさででるようななまやさしいもの
ではありません。一度参加すると二度とでたくなくなりますが、もらった肉はとても
おいしいです。皆さんも是非参加してみませんか。
(記:平成3年10月)