初めてのフライタイイング
フライフィッシングをやっていると、どうしてもショップで購入したものでは無く、自分で巻いたフライで釣りたいと思うようになります。下手だけど自分で巻いたフライにヤマメが出たりすると、感動もより大きな物になるでしょう。
先ず何を揃えればよいか、それと始めてショップでハックル等のマテリアルを揃える時の事も含めて、なるたけ判りやすく解説したいと思います。
タイイングツール
●バイス
フック(針)を固定する物、値段はピンキリですが長く使用するなら、最初からいい物の購入をお勧めします。大きく分けて机上に置いて使用するタイプと、クランプで机を挟むタイプがあります。
●ボビン
タイイングするためのスレッドを固定するためのホルダーです。セラミック製の物が滑りが良いが、ちと高い。複数個は欲しい。
●スレッド
タイイング用の糸です。サイズと色を揃えたいというより、自然に揃ってしまう。通常は6/0を使用するが、小さいフライには8/0を使用する。
●ボビンスレッダー
スレッドをボビンに通すための物。針金とか、ナイロン糸で代用出来れば無くても可。
●ヘアスタッカー
エルクヘア等の獣毛の先端を揃えるための物。中、小と揃えたい。
●ハックルプライヤー
ハックル(タイイング用の羽)を巻くための物、大きな物なら手でも出来ますがあった方が上手くタイイング出来る。中、小と揃えたい。
●ダビングニードル
ヘッドセメントを付ける時とかダビング材を掻き出すための物。
●シザーズ
タイイング専用の鋏です。ストレートとカーブがあるが、薬局等で売っている小さいものなら代用OK。植木用は不可。大きさも揃えたい。
●ハーフヒッチャーセット
最後にスレッドを止めるための物。
●ウィップフィニィシャー
これもスレッドを止めるための物。
●ヘッドセメント
最後にこれで固める。瞬間接着剤を使ってもいいし、使う場合もあります。
●タイイングスタンド
タイイングツールが散らからないように、まとめておくためのツール。
タイイング用のマテリアル
ハックルの用語について一言。先ずコック(雄)とヘン(雌)があります。そしてネック(首の部分)とサドル(羽根の部分)があります。今は専用に飼育されている鳥から取ったものが主流です。グレードもあります。通常は#2ぐらいで大丈夫でしょう。ドライフライ用として使うのなら、コックネックが一般的でしょう。購入時は艶があって張りのある物がいいでしょう。
マテリアル自体はいろんな会社からいろんな名前で出ています。極端ですが、スーパーのビニールの買い物袋だって使いようによっては、マテリアルになります。
フック | コックハックル | CDCフェザー | ソフトハックル |
マラブー | ピーコック | ヘアー&ファー | ダビング材各種 |
フラッシャブー | フロス | ティンセル | ワイヤー |
ラーバレース | シェニール | フライウイング | ビーズ |
ヤーン | こんなものもある | 未だこんなものもある | これで最後? |
いよいよフライタイイング
ですが、タイイングその物は市販されているビデオや本に任せるとして、ここでは注意点や判りにくい用語の説明等の解説をしたいと思います。これから先は禁漁になったので、そろそろ執筆しようと思っています。