暴落前に、株を売り抜けろ!
題名 | Mogul |
邦題 | ムガル |
デザイナー | Michael Schacht |
プレイ人数 | 3〜6人 |
プレイ時間 | 45分程度 |
価格 | 3000円 |
http://www.ps-hiroshima.com/board/mogul.htm
http://ejf.cside.ne.jp/review/mogul.html
http://www.thegamegallery.net/intro/?xml=mogul
面白いゲームです。
正直に言いますと、コツを飲み込んでちゃんとプレイできたのは、恥ずかしながら3回目。ただしそれは、ルールが複雑とか多いとかじゃないんです。ルール自体は簡単、10分以下でインストできます。
このゲームは、株売買の権利を競り落とすゲームです。
面白いのは、この競りがちょい独特なんですね。単純に言うと、競りで競り落としたプレイヤーのお金が、競りに負けたプレイヤーの所に行くようになってます。そして、基本的には全プレイヤーの所持金は増えません。行ったり来たりするだけです。
つまり、競りから降りたプレイヤーは所持金が増える。競りに勝ったプレイヤーは所持金が減り、再び所持金が増えるまで、しばらくはおとなしくする必要があるってことなんです。
そして、いつ動くか。これを見極めるのが難しいのです。
競り1位は株を入手するか、売り払うか、どちらかの権利を行使できます。競り2位は、1位が選ばなかった方の権利を行使できます。
ゲーム前半は株を入手したいところ。株を持っていれば、配当によって勝利得点が貯まるチャンスもあります。 一方、株は適切なタイミングで売り払えば大きな勝利得点になります。
いつ、「売り」のタイミングが来るか。そのタイミングにあわせて売却の権利をもらうには、我慢して所持金を貯めておかなければなりません。しかし、貯めていてばかりではそもそも株券が手に入りません。
シンプルなルールと最小限のコンポーネントで、見事に株売買のシブいゲーム性を実現しています。ゲーマー向けゲームですが、自分がそうだと思う人は、1度ぜひお試しあれ。
ちなみに鉄道テーマになってますが、線路は一本も出てきません。