SUNRISE EXPRESS乗車記

平成10年7月31日に「サンライズ瀬戸」のシングルに乗車致しました。乗車しての感想等を・・・。

←B寝台「シングル」の室内
乗車した7月31日は、JR東日本管内での大雨により、東海道本線の寝台特急が軒並み1時間30分〜3時間以上の遅れが出ておりました関係で、列車の前面の写真は撮影しておりません。(詳しくは本文にて・・・)

JR清水駅を21:45発の「ホームライナー浜松1号」(定時20:42/1時間3分遅れ)に乗車し静岡駅に向かった所、静岡駅には「富士」の発車案内が・・・。すでに2時間30分以上の遅れである。いや〜・・・これは困ったぞ・・・。
*ホームに「富士」を待っている客の姿も・・・。この乗客としばしの歓談をしたが・・・。

で、この日に静岡駅を出て行った寝台特急の時間は?と言うと・・・。

富士(1列車) 定時19:24発 22:4400着−22:4515発
さくら(3列車) 定時20:23発 23:0200着−23:0300発
はやぶさ(5列車) 定時20:39発 23:1230着−23:1345発
あさかぜ(7列車) 定時21:33発 23:3600着−23:3715発
出雲(1001列車) 定時23:40発 00:4930着−00:5045発

この最中に「サンライズエクスプレス」は1時間31分遅れの1:50に到着しました。

乗車してまず、部屋にコンセントを確認し、ノートパソコンの充電を実施した。発車して2分程経った安倍川鉄橋通過の頃、早々に車掌氏が検札にやってきた。「遅れまして申し訳ないですぅ〜」と車掌氏は言っていたが、明日の予定を告げて「高松からの乗り継ぎはどうなんでしょ?」と聞くと、「無理かもしれないですけど・・・まだ解りません」との回答であった。

次に部屋の鍵となる暗証番号の設定を行なった。部屋の中で4桁の番号を設定して通路にて鍵の開け閉めが出来るタイプで、早速4桁の数字を設定して酒類の調達に自動販売機のコーナーへと出かけるがビールの販売が無い!!。これは困った・・・。寝酒を・・・と言う方は乗車前に暖まっても大丈夫な酒類を購入しておく事をおすすめしたい。
部屋の前に戻って暗証番号を入力して鍵を解除しようとしたら、今度は空かない・・・。「あれ?」と思って数回やっているうちに力任せなのか?扉が開いた。どうやら運転当初はこのような苦情が多かったようである。(>PCVANのMyRailwayから)

←これが暗証番号を設定する装置

で、購入したお茶を飲んでいると金谷−菊川間のようである。時間は2時30分になろうとしている。もう寝なければ・・・と思ってうとうとしていると停車し、放送が聞こえた。どうやら浜松に到着したようだ。>この後の意識が5:50頃まで無いです。

ふと起きると窓の外が明るく、順調に走っている感じが・・・。時間は5時50分。どこだろう・・・と思ってカーテンを開けると窓の外に広島色の115系3000番台が。走っている場所で期待してしまったのだが、よくよく見ると「JR吹田工場」の文字が窓の外に・・・。まだ大阪に到達していなかったのである。結局、運転停車の大阪駅を発車したのが5:58となってしまい、この日の予定について考えざるを得なくなってしまった。当初の予定では高松から「うずしお3号」で南小松島まで行ってから船で和歌山へ向かい、「くろしお」で白浜へ向かう予定だったのだ。車掌に確認すると「うずしお3号は無理でしょう」との答えで時刻表と向かい合う。窓の外に明石海峡大橋が現れた。姫路で下車して明石海峡大橋経由で徳島へ渡って・・・とも考えたが、岡山から500系の「のぞみ6号」でも間に合いそうだと判断し、とりあえず岡山へ向かう事にした。さすがに300Km/h運転の新幹線に引かれてしまった。

しかし、起きているとシングルでは狭く感じる、椅子状に座れないのだ。座ってもあぐらを組むか足を投げ出すしか無い。通常の「サンライズエクスプレス」では不自由は無いと思うが、こうなるとキツイ。このような時なら「のびのび座席」の方が楽だな・・・と思った。

結局、岡山に8:03に到着し、特急券を購入した後に8:12には「のぞみ6号」に乗車、新大阪経由で和歌山へと向かう事になりました。

以上、初めて乗車した「サンライズエクスプレス」の乗車記でした。


←戻る