初めに

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 あたし、こうみえても、楽器演奏者だったりします。
 えぇ、一応、ピッコロ・フルート・オーボエ・クラリネット・サックス・リコーダー・ピアノ・エレクトーンなんかは吹いたり弾いたり出来ちゃうんです。

 しか〜し。

 タバコ吸ったり運動不足だったりするとたちまちダメダメになります。管楽器なんかは特に堕落します。指は動いても、音が持続しません。
 先日(っても夏前)某所で中学高校の時の後輩に会いまして、吹奏楽部時代の思い出話に花を咲かせたんです。後輩は今でも楽器を吹いています。正直羨ましい話です。
 確かに今でも色々な形で音楽に触れています。DTMとかキーボードとかそんなカンジで。けれど、あの頃吹いていた楽器は今は吹けません。や、後輩がいうには、「今から出直しても大丈夫だよ」。しかし、住んでいる環境が許しません。サックスのベルにミュートかけても、音は響き渡ります。団地だから尚更響きます。正直、苦情しかきません。

「そういやあ、弦(弦楽器)ってやった事無いよな」
とふと気付いたある日の午後。確かに昔付き合ってたオトコから借りたアコギで「禁じられた遊び」を習った記憶はあります。ギター挫折の関門といわれる「F」を30分で押さえれるようになったのは密かな自慢です。転調する所までは弾けるようになりました。けど、本格的にやった訳ではありません。
「じゃあなんか弦やろう」
思ったまではよかったのですけど、そこから先が続きません。
 エレキギターはスチールの弦で指が傷つきそうで嫌です。それより、コードを押さえても弾く弦と弾かない弦があるというのが嫌な感じです。同じ理由でアコギもパス。三味線とかもカッコイイのですが、いかんせん譜面が違います。読めないのでこれもパス。
 一番身近な弦楽器は吹奏楽部で使われていたウッドベース(コントラバス)でした。低音部記号も読めますが大きすぎます。チェロは「エヴァ」にシンジ君が格好良かったのですが、やっぱり置く場所をとります。ビオラは中音部記号を読むのに普通の1.5倍の時間がかかります。
「んじゃあバイオリンで決定」
 その頃には雪が降っていました。

 その後楽器を購入。それまでには半年以上間がありますが、つい最近から練習を始めました。
 そんな訳でへっぽこ練習記の始まりです。


 表題の「もっとも北の国から’90」とは、コナミのアーケードゲーム「パロディウスだ!」のアイスステージ(ステージボスがハリセンボン)で使われている曲でして、原曲はメンデルスゾーンの「バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」の第3楽章です。ゲームで苦しんだにも関わらず、懲りずに頑張ります。はっきり言って、死ぬまでに弾けるようになればいいな(笑)




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