再婚しまして。

　離婚してから５年８ヶ月。初めて逢った日から４年４ヶ月。付き合って２年。その間色々あったのだけど、結婚する事を決めて、実際に結婚したわけです。

　正直な話、知り合ってからも別な人との結婚話はないわけではなかった。色々な諸事情（親の問題とか、本人が幼すぎたとか等）があって、実現しなかった。縁がなかったのだと思う。一番いい言い回しだ。

　大体、再婚する気は正直ありませんでした。
　本当であれば、もう１人くらい子供が欲しかったのだけど、体力的に考えて、３４歳で産むリミットを自分で設けてました。息子と歳が離れすぎているのもどうかとも思っていましたし。だから、今の旦那の前に付き合ってた人と別れる時は本当に悩みました。元々結婚を前提にしてのつきあいで、相手の親も多少は認めてくれていたから。ただ、本人があまりにも幼稚すぎてダメでした。自分の都合を押し付けるだけ押し付けて、こちらの都合はお構いなし。今も諸事情で２〜３ヶ月に１度位逢うのですが、正直あんなに情けない男には逢いたくないです。そんなこんなで、「再婚とか、もうどうでもいいや〜」と。

　旦那になった人とは、友達付き合いの方が長い人でして。
　色々と趣味が重なったり、楽しいと思える部分が沢山あり、色々と思うところあって、「この人とは友達と付き合っていった方が長く付き合えそうだ」と、再婚相手リストからは思いっきり外していました。異性の友人というのはそう簡単にできるものではないから、そういう意味でも長く交流していたいと。特別な付き合いをするようになると、相手に余計な期待をして、その期待通りにならないと絶望して、逆もまた然りで期待されるのも嫌だし、気を使ったりするのも嫌で、他の異性の友達と遊んだりするのに一々嫉妬されるもの嫌で、そういう面倒な事を押し付けたり押し付けられないためにも、「ただの友達」でいたかった訳です。

　結局、結婚してしまったので、「ただの友達」では終わらなかったのですが。

　一番の決め手は、だらしないあたしに呆れなかった事（笑）
　しっかりしているように見えて、実は自分の事はかなり後回しだったりして、ダメダメ人間なあたしなのですが、呆れる事なく（いや、内心かなり呆れてると思う）「それでいい」とほっといてくれるのが良かった。
　実は、２人の間で結婚するかどうかの話が出る前から一緒に暮らしていたのですが、一緒に暮らす前も、暮らしだしてからも、対して変わらない日常。向こうの両親も問題なく受け入れてくれて、それなら再婚も考えようかと。

　結婚をして夫婦になっても、結局結婚前と同じ生活。いつもの様に流れる時間。
　なので、今まで通りのお付き合いでどうぞ。気を使われるのがイヤなので（笑）。