ATマシンその3(一応メインマシン) このマシン、当初は主力マシンとしてP54C-PIPの方から引き継ぐという形で組み立てはじめました。その頃某所OFFに出かけては部品を買い漁るということをしており、各部品の購入場所が各地に散らばっているのが特徴です(笑)。 確かその頃平行してPC-98XL(偽)マシンの計画が立ち上がり、筐体の加工をしつつ余剰部品をかき集めて組み上げるつもりが、いつの間にか「部品を余らせるために新規部品を買い求める」という陥りがちな奸計にひっかかり、できあがったのがこのマシンだったというわけ。 確かこのパターン、某友人のあ氏がマシンを組み立てて欲しいということで部品を集めたときにも繰り返したような気がする。進歩がないですね(^^;)。 そんなこんなで結局30万円くらい出費することになったのですが、その中でかなりのウェイトを占めるのがビデオカードです。思えばこれが奸計の始まりだったのだ。 当初は動作しないmach32の代わりが欲しかっただけなので、そんなに性能を追求するつもりはなかったのです。予算としては2〜3万程度のモノを購入するつもりでした。田舎故に選択肢があまりなく、どれにしようか決めかねているときに、ふと今まで行ったことのない店があることに思い当たりました。 そこに行ってみると、当時まだ発売されたばかりのmillennium(輸入版)の箱が山積みにされていたのです。値段を聞くと4万円とのこと。箱を前にして30分くらい悩みましたね。完全に予算オーバーでしたが幸いにも(不幸にして?)生活費として残すつもりでおろしたお金があったので、激しい葛藤の末購入を決意しました。 そこからは坂を転がり落ちる石の如し(^^;)。高性能ビデオカードを活かすという大義名分の元、Triton chipsetのマザーボード、32MBのEDO-RAM、さすがに200MHzはきつかったので150MHzのPentium(を166MHzで駆動)と、まあ気が付いてみたら何でこんな高性能なのが必要なの?、と知り合いに言われるくらいのマシンになり果てました。 さて、それからしばらくして、会社での割り当てマシン(PC-9821Xp)が不調で修理に出す事になりました。ウチの会社は中小企業なので代わりに使える代替マシンが無く、仕方がないので急遽PC-98XL(偽)をメインマシンに仕立て上げ、こいつを代替マシンとして会社に持っていくことにしました。 程なくしてXpが修理から帰ってきましたが、Pentiumと486との性能差に耐えられず、またウチの方も偽マシンがそれなりに動作していたためそのまま1年近く使い続ける事になりました。会社に持っていっても、しばらくは社内最強マシンの名を恣にしていましたが、その分割り当てマシンのリプレースが遅れ、お役御免になったのは最近のことです。 うちへ帰ってきてしばらく使い道が無かったのですが、作業場所の関係で今はこいつがメインマシンになっています。MillenniumはDirectXの動作が致命的に遅いので最近のゲームには向きませんが、美しさに定評のあるMillenniumの画像出力と最近買ったダイアモンドトロン管の17インチCRTと相まって、表示環境については偽マシンの環境から格段の進歩を遂げました。 そして、最近になってSlot1のATマザーを入手したので、コレを偽マシンに搭載し、余ったパーツを全て3号機に集中させたので、何かとってもアンバランスなマシンになってしまいました。まあ、このマザーボードでの限界性能にほぼ到達したのではないかと思っています(あくまでも通常の手段に於いてですが(笑))。 こいつは今お絵かきやHP制作に活躍しています。
・・・ここまでは大体'96〜'99年までの話。 slot1マザーを購入し、偽マシンに載せたまでは良かったのですが、CPUにceleron-300Aを選んだあたりからまた話がややこしくなってきます(^^;。 このCPUを買ったからにはやっぱオーバークロックに挑戦しなくては(笑)、というわけで450MHz動作に挑戦していたのですが、どうもうまくいかない。そのためしばらく83MHz×4.5の375MHzで動作させていましたが、やっぱ悔しいので色々試行錯誤してみることにしました。 その結果、電源に問題がある事が判明。15年近く前のマシンのパーツを流用するのはそろそろ限界のようです。偽マシンの方からこちらに中身をそのまま移したところ450MHzでも結構安定して動作するようになりました。 そこでこいつをそのままslot1マシンにしてしまうことにしました。元々このマシンはお絵描き専用マシンに任命してましたので、それは引き継ぐことに。新たに必要なのはメモリとmillennium並の画質が出せるビデオカードですが、両方とも結構難儀なことになりました。 メモリの方はみなさんご存じ生産調整やら地震やらによる高騰・品不足の影響をもろに受けまして、しばらく欲しくても手が出せない状態が続きました。一時期は1万円を切っていた128MB-DIMMが3万超えてるなんて、馬鹿馬鹿しくて買えません(--;)。 これは値段が落ち着き、1万5千円台になったときに我慢しきれなくなって購入しました。 もう一つのビデオカード、これはやっぱりMATROXのがいいだろうとMillenniun-G200を安く購入したのですが、これがチップセットと相性が悪いらしく起動すらしません。仕方ないのでその次くらいに画質の良さそうなATIのモノを購入。こっちだと全く問題なし。 今はこの状態で使っております。問題は余った旧システムのパーツなんですが、これはこれで7号機として組むことにしました。ソレについてはそっちの方で。
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