ATマシンその4(とおってもやくざなマシン)
ATマシンその3とは、ある意味対局に位置するマシンであります。コンセプトは、「如何にチープに高性能を追求するか」これです。
現時点でこいつにかかった費用は6万円をちょっと下回ってるかな、という程度です。そもそもこのマシンを組み立てるに至った動機が、CPUとマザーボードがただで手に入ったからというところから始まってます。「タダより高いモノはない」という格言(?)もあることですし、それを地でいくようなマネは避けたいというのが本音です(笑)。
このタダで入手したCPUとマザーボードも曲者でして、CPUはともかくマザーボードの方はいわゆるES品(Engineer
Sample)なのでした。起動時にご丁寧に"Evaluate
only"と出ちゃったりします。製品開発時に各部の動作が本当に正しいかどうかを検証するためにリファレンスとして使うモノで、本来外部に出ちゃいけないモノなんでしょうけど、何故かウチに回ってきまして。
そういった性質のモノですから、当然動作保証はなし、それどころかジャンパーピンの説明すらありません。動作保証なしといっても完成品が故あって(バッタ品とかで)保証なしとかいうのとは意味が違います。製品として完成していないという可能性があるんですね。現にサウンド入出力のコネクタが一式付いてるクセに肝心のサウンドチップが基板上になかったり、DIMMの容量をミスってカウントするなどの不具合がありました。
その後、頂いた方面からこのマザボの素性に関する情報が入りまして、メーカー名と型番が判明。メーカーのサイトからPDF形式のマニュアルとBIOSアップデート用データも入手できました。
BIOSを更新することにより、立ち上げ時の"Evaluate
only"という文字は消え、メモリのカウントミスも直ったようです(確認してないけど(^^;))。
また、マニュアルが入手できましたので、クロックの設定も変更できるようになりました。世の中は既にFSB100MHzを通り越して133MHz、CPUコアは800MHzの時代ですので、今更FSB66MHz、CPUコア設定が最大でも333MHzのLXマザーの設定が可能になったからってうまみはないんですが(笑)。
幸い一緒に貰ったPentiumU-233MHzがクロックアップ制限のないいわゆる「青天井CPU」だったみたいなので、CPUはそのままにクロックを300MHzにして動かしています。
それ以外の構成は、メモリをもう32MB増やしたこと、サウンドボードがPCIバスモノになった以外は最初に組んだときと変わっていません。
ウチでの使途も相変わらず動作チェックマシンとなっています。一時期会社に持っていって開発用に使用していましたが今は戻ってきてます。これまでに確認していただいたモノは、AGPのビデオカードのパフォーマンスとUSBデバイスの動作チェック、そして今はWindows98→WindouwsNT4.0→Windows2000RC2→Windows2000と、OSお試しマシンにもなっております。
CPU |
PentiumU-300MHz |
RAM |
64MB |
VIDEO |
nVIDIA-RIVA128(VRAM:4MB) |
HDD |
4.3GB |
CD-ROM |
16倍速(ATAPI) |
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