「……おい、好雄! 優美ちゃんが風邪で寝込んでいるって聞いたんだけど、本当か?」
「……ああ、金曜日に帰って来てから、頭痛いっつって寝ちまって……熱計ったら、39度もあってさ。週末は寝込みっぱなしさ。今日はいくらか良くなったみたいなんだけど……まだ布団からは出られないみたいなんだよ。」
「そうか……じゃあ、明日の伊集院ちでのクリスマスパーティーには……」
「そうだな……まぁ、明日になってからの具合次第だろうけど……病み上がりだし、無理には行かせられないだろーな。」
「だよなぁ……残念だろうな。かなり楽しみにしてたんだろうに……」
「ふふん、残念なのは、お前もじゃあないのか? 優美とパーティーで会うの、楽しみにしてたんだろ?」
「お、おい! そっ、それは……まぁ……ちょっと……その通りだけどさ……」
「……お前って、ホント正直な奴だよなぁ……まぁ……そんなお前だから、優美の奴を任せてもいいか、って気にもなってんだけどな……」
「……えっ?! な、何か言ったか?」
「何でもねぇよ、聞き流してくれ。それより……確かに優美の奴、ちょっと不憫だよな……せっかくのクリスマスだってのに……」
「ああ……何か優美ちゃんを元気づけてあげる方法、無いかなぁ……」
「……! そうだ! ちょっと思いついたんだけど……こんなのはどうだ?」

(ゴニョゴニョゴニョ……)

「……ええっ?! そ、それを俺がやるのか?」
「大丈夫、準備は明日の日中に俺が全部引き受けるからさ。肝心の所は、お前がやってくれよ、な?」
「うーん……で、でも……別に、好雄がやったっていいんじゃないのか?」
「なぁに言ってんだよ。俺がやったって、優美の奴は大して喜ばねぇよ。こんなの頼めるの、お前しかいないし……何より、お前がその役をやってこそ、優美の奴が一番喜ぶんだよ。……お前だって、優美の喜ぶ顔、見たいんだろ……?」
「う、うん……そうだな。よーし、他ならぬ優美ちゃんのためだ! 一つやってやろうじゃないか!」
「おーし、その意気だ! ありがとよ、礼を言うぜ。……よしっ! そうと決まったら、さっそく演劇部のダチに連絡取らなきゃな……」


『恋人がサンタクロース』

by.きゃのん


 ……ぼーっ……
 ……はぁ……まだ、頭がちょっとぼやっとしてる……
 身体もちょっとだるいし……動けないほどじゃないんだけど……
 でも、優美は、お布団の中で、お部屋の天井を眺めてるだけ……
 ……今日は楽しいクリスマス・イブ……だったのに……
 先週の終わり頃からかかってしまった風邪は、結局今日まで治らなかったの……
 ……あーあ……本当は今頃、伊集院さんのお家で開かれる、クリスマスパーティーに行くための準備をしてたはずなのに……
 初めて招かれたパーティーだから……今日のために新しいワンピースも揃えたのに……
「平気だよっ!」
 ……って、優美は言ったんだけど……
「まだ完全に治ったわけじゃないんだし、会場でまた熱を上げたりしたら、他のみんなに迷惑をかけてしまうだろ!」
 ……って、お兄ちゃんやお母さんに怒られて……
 それもそうかな、って思ったから……まだおとなしく布団に寝ているんだけど……
 ……楽しいパーティーなんだろうなぁ……
 お友達もたくさん招待されてるはずだし……一緒におしゃべりしたかったなぁ……
 ……それに……
 ……あの人も……行くんだろうなぁ……
 それなのに……

 コンコン。

 ……あ。誰か部屋のドアをノックしてる。
「……優美、ちょっと入ってもいいか?」
 ……お兄ちゃんだ。何の用かな?
「うん、いいよ……」

「どうだ? 身体の具合は、ちょっとは良くなったか?」
 少し心配そうな顔で、お兄ちゃんが聞いてくる。
「うん……まだちょっとだるいんだけど……でも、外に出られないほどじゃ……」
 ……あ、お兄ちゃんの顔が、真剣な顔になった。
「だめだめ! 風邪は治りかけが一番大事なんだからな! 今無理して、もしぶり返したりしたら……お前、今度は冬休み中寝込むことになったらどーすんだよ!」
 ……やっぱり、怒られちゃった。
「うん……ごめんなさぁい……」
「……まぁ、お前の気持ちも判るけどさ……しょうがないな。今日はおとなしく寝てるこった。早く良くなりたかったらな。」
「うん……」
 ……でも……やっぱり……
「……あーあ……今日のパーティー、行きたかったなぁ……」
 そしたら、お兄ちゃん、優美の髪の毛をくしゃくしゃっとかき回して、
「……何だお前、パーティーで会いたかった奴でもいるのか? 伊集院のヤロウか? それとも……ははーん、判ったぞ。あいつだろ。俺の親友の……」
 ドッキーン!
 ……顔が赤くなっちゃったのが、自分で判っちゃった。
 ちょ、ちょっと待ってよ! な、何言い出すんだよ、お兄ちゃんったら!
「も、もう、何言ってんのよ、お兄ちゃん! そんなんじゃないってば!」
「ははは……隠すな、隠すな。俺にはちゃーんと判ってんだから……」
 お兄ちゃんってば、ニヤニヤ笑ったりして。んもう、イヤらしいんだから!
「ち、違うってば……ちょっとお兄ちゃん、髪の毛メチャクチャになっちゃうでしょ! やめてってばぁ!」
「おっと、こいつぁすまんすまん。ははは……」
 もう、お兄ちゃんったら、優美が病人だと思って好きにしてくれちゃって……
 優美が完全に治ったら、新しく覚えたプロレス技でコテンパンにしちゃうんだからね!
 覚えときなさいよ!

「……さーてと、俺はちょっと出掛けてくるからな。おとなしく寝てろよ。」
 あ、そう言えば、お兄ちゃんったら外に出るための格好してる。
「あれ? お兄ちゃんも、伊集院さんのパーティー……行くの?」
「まっさかぁ。俺はあんなお堅いパーティー行く気は無いし、第一、ヤロウの屋敷に入る前に、門の前にいる黒服のあんちゃんにお断りされちまうよ。俺はこれから街に出て、可愛い女の子をデートに誘ってくんの。」
 ……ちょっとホッとしちゃった。でも、一緒に、可笑しくなっちゃって……
「……なーにを言ってんだか。今日はみんな、パーティーに行ってるか、他の男の人とデートしてるに決まってるでしょ。お兄ちゃんのナンパに引っ掛かってくれる女の人なんか、いないと思うなぁ。」
 そしたらお兄ちゃんったら、ちょっとがっかりしたような顔になっちゃって……
「お前なぁ……そんな身も蓋も無い言い方しなくたっていーだろ? 大丈夫、誰か一人か二人くらいは、あぶれちゃってる寂しそうな女の子が歩いてたりするさ。為せば成る、ってもんさ!」
 ……優美、お兄ちゃんのこういう前向きなところ、好きだけど……
 たまに、ちょっと可哀想だなぁ……って、思っちゃう。
「はいはい……じゃあがんばってきてね。」
 お兄ちゃん、優美の部屋から出て行こうとした……ら、急に振り返って、
「……っと、そうだ。優美、お前、サンタクロースってホントにいると思うか?」
 ……??? 急に、何言い出すんだろ、お兄ちゃんったら?
「……お兄ちゃんってば、まだ優美のこと子供扱いしてるの?! そりゃ小さい頃には、本当にいるって信じてたけど……今はそんなこと、ないんだからね!」
 すると、お兄ちゃん、なんか意味ありげに笑って、
「まぁ、そりゃそーだろな。……でも、今日はちょっと、特別かも知れないぜ……」
「……? 何のこと? お兄ちゃん?」
「ま、知りたかったら、おとなしく部屋にいるこった。じゃな。」
 なんかよく判んない言葉を残して、お兄ちゃん、優美の部屋を出て行っちゃった。
 ……本当に、何のことなんだろ? サンタクロース……?
 ……まっさかねぇ……
 いくら今日がクリスマス・イブだからって、サンタさんが来るだなんて……まさか。
 よく判んなくなっちゃって……結局また布団にもぐって、天井をぼーっと見てた……

 お兄ちゃん……優美が、あの人……先輩にあこがれてるの、知ってたのかな?
 そう……その先輩っていうのは、さっきお兄ちゃんが言ってた、お兄ちゃんの親友。
 一つ年上の、優美の先輩。
 ……お兄ちゃんの一番仲のいいお友達。初めはそんな風にしか思ってなかった。
 でも、優美が高校に入学してから、何度か一緒に遊んでもらったりしてるうちに……
 優美、先輩のこと、何だか特別に思えてきて……
 先輩のこと、優美、もっとよく知りたい。
 優美のこと、先輩にいっぱい知ってもらいたい。
 そう、思うようになってきたの。
 これって……うん、たぶん……優美、先輩のこと……好きなんだ……

 ……優美は、先輩やお兄ちゃんの一つ下だから……
 高校に入ってからの、先輩との一緒の思い出は、ちょうど一年分……足りないことになっちゃう。
 だから……
 今日みたいに、一年に一回しかない出来事の時は、ちゃんと一緒に過ごして……
 一年少ない分、中身の濃い思い出として、残しておこうと決めてたの……
 ……なのに……
 肝心の今日、風邪ひいてダウンしちゃうなんて……優美のバカ……
 ……先輩と……パーティーで会いたかったなぁ……
 先輩のために、プレゼントも用意してたのに……後で渡せばいいんだろうけど……
 本当は今日、渡したかったなぁ……
 ……色々考えてたら……なんだか……悲しくなってきちゃった……

 ……今……何時頃なんだろ?
 窓越しに眺めたら……もう、外は真っ暗。
 ……今頃……パーティー、もう始まってるのかなぁ……
 あーあ……今日って、ホント最悪のクリスマス・イブ……

 コツン。

 えっ?
 何だろ、今の音?
 窓の方から……聞こえたような。

 コツン。

 あっ、また。
 ……何か、窓ガラスにぶつかった音……みたい。
 でも……優美の部屋って、二階なんだよね……
 誰か……下から何か投げつけてるのかな?
 優美の部屋の下ってば……家の前の道路だよね。
 ……誰なんだろ? お兄ちゃん? ……ううん、違うよね。
 お兄ちゃんだったら、さっきみたいに直接優美の部屋に来るはずだから。
 じゃあ……誰?
 優美の部屋だって知ってて、ぶつけてるのかな……?
 だとしたら……優美に用がある人なのかな……?

 コツン。

 ううん、ひょっとしたら……ただのイタズラかも。
 ……何にしても、確かめてみる必要があるよね。
 布団から起きあがって、部屋の電気を明るくして……
 ちょっとふらふらしながら、窓の方に歩いていった。
 そして、窓を開けて、下を向いて……
 「誰?」

 ……優美、少しの間、口を大きくぽかーんと開けたままだった。
 だって、優美が声をかけようとして、部屋の窓から下を見たら……
 そこには。
 ……一人の人が、立っていたの。
 白いふわふわの毛でふちどりされた赤い帽子をかぶり、同じ様な赤い服を着て、顔には白いおひげを生やした……
 そう、それは……
「……あ、あなた……サンタさん?」
 ……ようやく、そう聞けた。
 ……お兄ちゃんが、あんなこと言ったからって……
 まさか、本当にサンタさんがやって来るだなんて……優美、信じられなかったの。
 そしたら、サンタさんは、おひげの下でにっこり笑って、
「や、やあ、優美ちゃん。メリー・クリスマス!」
 ……優美、ドキッとしちゃった。
 だって、サンタさんのその声は、優美がよく知ってる、男の人の声だったから。
 そう、ついさっきまで、優美が想っていた人の……
「……ひょ、ひょっとして……せ、先輩? 先輩、ですか?」
 そしたら、サンタさん、一瞬びっくりしたような顔になったと思ったら……
 恥ずかしそうに下を向いて、おひげを両手で取って……そして、顔を上げた。
 おひげの下の顔は……やっぱり、先輩だった。
「うーん……あっさりバレちゃったな……ごめん、優美ちゃんを驚かせるつもりは……いや、ちょっとはあったかな……」
 そう言って、先輩、頭をかいた。
 ……なんだか頭の中がごちゃごちゃしちゃってる。
 サンタさんが……先輩?
 それより……先輩が……どうして、今頃、優美の家に……?
「優美ちゃんが風邪をひいてたってのに、お見舞いに来られなくて、ごめんね。身体の具合は、どう?」
 ちょっとぽけっとしちゃってたけど、先輩の言葉にハッと我に返って、
「う、うん! もう、平気です! そ、それより、どうしたんですか、先輩? その格好って、いったい?」
 すると、先輩、自分の着てる服を見回してから、ちょっと照れくさそうに、
「いやあ……実はこれ、好雄に頼まれたんだ。優美ちゃんが風邪で伊集院ちのクリスマスパーティーに行けないから、何とか優美ちゃんを元気づけてやってくれ、ってね。」
「お兄ちゃんが……」
「うん。で、ちょうど今日はクリスマス・イブだから……サンタの格好で行けば、優美ちゃんが喜ぶだろうから……、って言われて。それで……」
 ……あ……だ、だからお兄ちゃん、さっきあんなこと言ってたんだ……
「……で、でも、どうして先輩が……? ……あっ! そ、そう言えば先輩、パーティーの方はどうしたんですか? もう、始まっちゃってるんじゃ……?!」
 そしたら……先輩、さっきよりもっと、照れくさそうな顔になって……
「……いいんだよ。実は俺も、優美ちゃんの来られないパーティーなら……行ってもしょうがないと思ってたし……これ引き受けたおかげで、優美ちゃんの顔が見られたんだから……俺はこっちの方が良かったよ。」
 そう言って、先輩、ニコッと笑いかけてくれた。
 先輩の言葉を聞いて、優美……何だかとっても、とっても嬉しかったの……
「……あっ! せ、先輩、そこじゃ寒いでしょ! 家の中に入って下さい!」
「い、いや……もう夜も遅いし……この格好じゃさすがにちょっと恥ずかしいから……」
 優美、ちょっと可笑しくて、クスッと笑っちゃった。
「じゃあ、優美が今から下りていきます! ちょっと待ってて下さいね!」
 そして、布団の横に置いてあったカーディガンを羽織って、急いで下りていこうとして……
 ……あっ、いっけない! 先輩にプレゼント渡さなきゃ!
 あわてて、机の上に置いてあった、プレゼントの包みをつかんで、部屋を出たの。

 階段を踏み外さないように気をつけながら下りてって、サンダルを引っかけて、玄関のドアを開けて……道路に立っている先輩のところに走ってった。
 先輩、ちょっと心配そうな顔で、
「ゆ、優美ちゃん、大丈夫? まだ、あまり外に出ない方がいいんじゃないの?」
 でも、優美、首を左右に振って言ったの。
「平気です! 先輩に会えたら、風邪なんか吹っ飛んじゃったみたい! エヘヘ。」
 そして、手に持ってた包みを、先輩の前に差し出して、
「これ、先輩へのクリスマスプレゼントです! 本当は、今日のパーティーで渡そうと思ってたんだけど……受け取ってくれますか?」
 そしたら、先輩、にっこり笑って、優美のプレゼントを受け取ってくれたの。
 そして今度は、先輩が自分の服のポケットから、小さな包みを出して、優美の前にそっと差し出してくれた。
「ありがとう、優美ちゃん。これは……俺からのプレゼント。」
 優美、先輩のプレゼントを、両手で受け取って……そしてしっかりと胸に抱きかかえたの。
「ありがとうございます、先輩……優美、とっても、とっても嬉しいです!」
 優美、なんだか涙が出てきちゃった……先輩の気持ちが、本当に嬉しくて。
「……じゃあ、俺はそろそろ帰るよ。優美ちゃんは、早く家の中に入って休んで。」
 先輩の言葉に、優美、ちょっと名残惜しかったけど……大きくうなずいたの。
「判りました、先輩……今日は、本当にありがとうございました。」
「うん……良かったよ、優美ちゃんの喜んだ顔が見られて。早く元気になって、冬休みにまた、どこか遊びに行こうね。」
「う、うん! 約束ですよ!」
 先輩、またにっこり笑ってくれた。
「じゃあ、おやすみ……好雄によろしく言っておいてね。」
「は、はい! おやすみなさい!」
 外はちょっと寒かったけど……優美、とーっても、幸せな気持ちだった。

 ……先輩が帰っていくのをしばらく見送ってから、家の中に入った。
「……優美ちゃん、どうしたの、今頃……誰か、来てたの?」
 居間から顔を出したお母さんに、優美、にっこり笑って応えたの。
「あのね……優美のサンタさんが来てくれてたの。」
「……えっ?」
 不思議そうな顔してるお母さんをほっといて、階段を上って部屋に入った。
 そして、部屋の中で……優美、もう一度、一人で笑っちゃった。
「……優美のサンタさん、か……エヘヘ……」
 優美、その時ふと、クリスマスの時によく街で流れてるポップスを思い出してた。
 確か、自分の恋人がサンタクロースになって、クリスマスに来てくれる、って歌だっけ……
 ……優美と先輩は、今はまだ恋人同士ってわけじゃないけれど……
 ……でもまた来年のクリスマスに、先輩がサンタさんになって、優美の家に来てくれたらいいなぁ……
 その時には、優美と先輩、恋人同士になっているかな……?
 ……うん、きっとなれるよね……
 だって、優美、こんなに先輩のこと、好きなんだもん……!

 ……なんだかまた、頭がぼーっとなっちゃった気がして……
 優美、お布団にもぐり込んだの。
 先輩からもらったプレゼントを枕元に置いて。
 ……今夜は、とってもいい夢が見られそうな気がする……
 ……素敵な……クリスマス・イブの夜。
 ……おやすみなさい、先輩……優美の、サンタさん……

−Fin−

[Postscript]
……「なぜ今頃クリスマスの話?(^^;」
……って言われそうですねー(^^;ゞ
お察しの通り、この作品も以前に「ときめき文庫」上で発表した作品です。
ネタ切れってわけでもないんですが……まあ、少しは場を賑わすためにってことで。
これはですね、当時「ときめき文庫」上の企画として、「お題」を提供されて書いたものでして。
ヒロインを優美ちゃんにして、「クリスマスプレゼント」を絡めたSSを書いてみる、という風に。
で、その時私なりに書いてみたのがこの作品です。
ネタのソースは、タイトルでもお判りの通り、ユーミンのスタンダードナンバーから来てます。
優美ちゃんの一人称って、書いてみるまでは「上手く書けるかなー」と思ってましたが……
いざ書いてみましたら、結構ハマってました(笑)

(作品初出)96/12/17 NIFTY-SERVE内ときメモSSパティオ「ときめき文庫」


◇この作品への感想は、きゃのん(cannon@seagreen.ocn.ne.jp)までお送り下さい。


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