よもやまその3…「私はいかにしてSS書くようになったか」 (97/09/26)
さて今回は、私がこのHPを開く元々のきっかけ…つまりときメモのSSなんてぇものをどうして書くようになったのか、ということについて、一席ぶってみたいと思います(^^;ゞ
そもそもは、仲間内(NIFTYのパティオ)にて、ときメモの話が盛り上がってた頃の話です。(昨年の2月頃だったかな)
私が話題の中で、「卒業のとき、二人以上の娘がときめいていた場合に、告白出来なかった方の娘はどんな心境なのかなぁ…」と言ったことがありまして。
それを受けて、別の方が「じゃあ、その辺をショートストーリーにして書いてみたら?」と持ちかけてきたのです。
「そんなん出来まへ〜ん(^^;」と笑ってごまかしてしまえば良かったのですが(笑)、私は律儀にも(^^;それを書いてしまいました。
『卒業式の最中、主人公の机に手紙を入れに来た清川さんと虹野さんとがバッタリと出会い、虹野さんが清川さんを祝福しつつ身を引く』…といった、とても今じゃ書けそうもない内容でして(笑)
…今からすればSSどころか文章にもなってないよーな(爆)稚拙なものでしたが(今がそんなにマトモとも言えませんけどね(^^;)、仲間内ではそれなりに評価を得まして。
それに気を良くしてつけ上がってしまったのが、大きな間違いの元だったわけです(笑)
しばらくして、当時SS版発売で盛り上がっていたときメモ専用会議室をのぞいていましたら(あまりの勢いに発言はしてませんでした(^^;)、ときメモを題材としたSSを専門に発表しているパティオ−「ときめき文庫」の存在を知りました。
そこを紹介され、出入りするようになり、書かれている膨大な数の作品を見て…私は数々の傑作に圧倒されつつ、何というか自分でも何かしら書いてみたいという意欲にかられていました。
そしてあれこれ試行錯誤しつつ、何とか書き上げて発表した最初の作品…それが「雨の帰り道」だったわけでして。
以来、調子に乗っていくつかの作品を上梓してきて…現在に至っているわけです。
元々、既製の作品から色々イメージを広げ、オリジナルのストーリーを考えてみるという作業は好きな方でした。
本当は、それを文章としてより、漫画やイラストとして視覚的に描いてみる方がやりたかったのですが…
私はあいにくと画力に恵まれませんで…(;_;)
それならばということで、文章として表現するSSに手を染めてみたわけです。
ですが、今現在も感じていることですけど、色々な情景・心情を文章で表現するということは実に難しいです(^^;
映像的に表現すれば一目瞭然な場面も、それを文章で表現するとなると…いかに読む人にその場面を想像させ、かつその表現が簡潔に書けるか、ということには、本当に気を使います。
正直、未だに「これだ!」と納得のいくものは書けていません。
そういう作品を恥ずかしげも無く皆さんにお見せしているわけで、申し訳ないことではあるのですが…(__;ゞ
でも、SSを書くこと自体はとても楽しい作業であります(^^)
ゲーム本編では表現されてない、もしくは自分があまり納得していない部分(例えば、「なんで清川さんはときめくと一緒に帰ってくれなくなるんだ?」とか)を、自分の想像力を頼りに、自分の納得のいくようなストーリーとして作り上げることが出来る…
これって、ファンにとっては、作品をより自分の身近なところに引き寄せることが出来るってことで、非常に有意義なことなんじゃないでしょうかね?(^^)
(そういう意味で、ときメモって作品は、プレイヤーに色々と想像させる余地がかなり広い、素晴らしい作品であるとあらためて思います(^^))
SSってのは、書く人それぞれの、作品に対する色々な思いを表現するための、一番手っ取り早い方法だと思います。
「書いたことない」「文章は苦手」と二の足を踏んでらっしゃる方も結構いらっしゃると思いますが…
大丈夫。ときメモ(&登場キャラ)に対するあふれんばかりの思いと、最低限の作文能力がありさえすれば、SSは書けるもんです。
その一番の証拠が私ですから(笑)
というわけで、皆さんそれぞれの思いを作品にして、思い切って投稿して下されれば何よりです(^^)
…って、あれ?いつの間にか勧誘する文章になっちまったい(^^;ゞ(爆笑)
最後に、今の私がSSを書く上で信条にしていることを二、三。
・必ず何かしらの「ときめく気持ち」を織り込むようにする。
…これはゲーム本編そのものの意図でもありますよね。
・基本的に、「主人公」が二股かけてるような設定にはしない(笑)
…これは明らかにゲーム本編の進行から逸脱してます(^^;言ってしまえば反則ですね(爆)
でも、どっかにも書きましたが、「最終的に振られてしまう女の子」は書きたくないんですよ(^^;
ライバル同士の「恋の鞘当て」ってのも、ドラマ的には確かに面白いんでしょうけど。
おあとがよろしいようで…
次回は、ちょっとときメモを離れて、別のゲームについての話なんかをしてみたいと思います。