久々の「よもやま」です(^^;ゞ (<一ヶ月以上もおくんじゃなーい!(爆))
今回は、メモラーの方々の中でも同時にハマってらっしゃる方が多いと思われる(私も含む(笑))「トゥルー・ラブストーリー(以下TLS)」について色々と書いてみたいと思います。
来る12月にはリニューアル版「Remember My Heart」の発売を控え、日増しに人気の高まりを感じさせる「TLS」。
現次点では、コンシューマー機での恋愛シミュレーションとしてときメモと人気を二分している感があります。(……なんかもう一つあるような気もしますが……イメージ先行で、ソフトそのものが未発売のものについては、まだ評価出来ませんよねぇ(^^;)
でも、決して発売当初からその人気が爆発していたわけではなく、口コミ等でじわじわとその評価が上がってきた感があるわけでして……その点はPCE版当時のときメモと似たような雰囲気があるソフトだと思います。
……実を申せば、私は最初、このソフトを敬遠していたのですよ(^^;ゞ(爆)
理由としては、ちょっとクセのあるキャラクター画に今一つなじめなかったこと。
(これはプレイしていくうちに、慣れるどころか個性の一因として無くてはならないものと思うようになりましたけどね(^^;ゞ)
そして、主人公が「転校」してしまうというストーリー設定……つまり、最後には「別れ」が待っている、という設定に抵抗があった……という二点においてでした。
……ですが、発売から少し経ってから、意を決してプレイしてみたらば……
これがまあ、自分でも信じられないくらいにハマったハマった(^^;
さすがに初めてときメモをプレイしたときほどのインパクトはありませんでしたが、私としては十分合格点をあげられる出来だと感じられました(^^)
まず、プレイ内時間を転校するまでの1カ月間にしぼったことで、ときメモに比べよりストーリー性が感じられるのが良点の一つだと思います。
そして、登場する女の子たちが、どれも個性的でかつ魅力的であること。
ときメモの女の子たちと比べると、ステロタイプ的個性は確かに薄いですが、その分、プレイヤーにとってより身近に感じられ、存在感が増していると言えます。
(髪の色等がいわゆるアニメキャラしておらず、現実に近いカラーリングであることも、より現実味を感じさせる一因であるかと)
また、プレイ期間を四季それぞれに設定出来、季節毎に登場するキャラクターを変えるという試みも、再プレイの意欲を促す意味で画期的です。
そうしたキャラクターたちと繰り広げていく物語……
プレイスタイルとしてはさほど面倒臭くもなく淡々と進んでいきますが、その中で、女の子たちの感情の変化によって起こる様々なイベントが、キャラクター……ひいてはソフトそのものの個性を表していると思うのです。
イベント内容そのものはさほど奇をてらわないものですが、その中でも各々の女の子たちの個性を十分に表しているし、かつ彼女らをより身近に感じさせることに成功していると思います。
そして、親しくなるにつれて、一緒に下校出来るようになって……その際の会話でも、女の子に対する「想い」をより深めていくことが出来て……(逆に女の子の方でも、主人公に対する「想い」を深めているわけですが(^^;)
やがてデートに誘い、二人の楽しい時を過ごし……そうしてお互いの気持ちが高まったところで、訪れる「別れ」……でも、そこで二人はお互いの「想い」を確かめ合い、近い将来の再会を約束する……
……個性的なキャラクターを用意し、かつ彼女らをより魅力的に描く様々な演出を施すことで、プレイヤーにとって身近に感じられる、一編のラブストーリーを「体験」させることが出来る……これが、「TLS」というソフトの魅力だと思うのです。
ちなみに、その魅力的なキャラクターの中での、私の一押しは……
主人公の幼なじみ、広瀬のぞみちゃんです(^^;ゞ
いや、名前につられたわけでは決してないのですが(笑)
最初は主人公を大して意識していないということで、素っ気ない態度を取られるのですが、だんだん気持ちが高まるにつれ、家庭的でこまやかな彼女の優しさが見えてきまして……
何にしても、のぞみちゃんと言い、詩織ちゃん、「To Heart」のあかりちゃんと言い、「幼なじみ」という設定には、何やら萌えるものがあるなぁ……というわけで(笑)
さて、これまで「TLS」に対してかなり褒めちぎって書いてきたわけですが……
少なからず苦言、と言うか欠点に感じられるところもあるわけでして(^^;
一番言いたいところは、エピローグにおいての一文。
そこでは転校したあとの主人公に、「離れてしまえば終わり」と言わせてしまっているわけですが……あれが一番いただけませんでした。
確かに、現実に即して考えれば、いくらお互い想いが通じ合っていても、距離と時間によってその想いがいつしか薄れてしまう、ということはよくある話でしょう。
それを不安に感じる……ということは判ります。
でも、文章上のこととは言え、そうと言い切らせてしまったのでは興ざめというもの。
それは、主人公をずっと想い続けている彼女に対して、とても失礼なことだと思いますし……(実際、そのあとで読まれる彼女からの手紙では、主人公を想っている様子が読み取れますし)
この点に対しては、受け取る人によって様々なご意見があると思われますが……
私としては、エピローグまでちゃんと「未来」を感じさせるものにして欲しかった、と思うのです。そうすれば満点だったのに……と。
「TLS」本編で語られるストーリーは、二人にとっては言わばプロローグ。
しばしの別れを経て、やがて二人が再会したときに、改めて本当のラブストーリーが始まるのだから……
私は、そう思っています。
……その他、システム的にも色々気になる点はあるのですが……
今までの情報では、それらは間もなく登場する「R」ではかなり解消されているということなので……(^^)
今は、「R」において描かれるであろう、新しい「トゥルー・ラブストーリー」に期待したいと思います。