黄山の月161.0×222.0cm
黄山の月161.0×222.0cm

 今日の日本の美術界を代表する日本画家・後藤純男は、1930年(昭和5)千葉県の真言宗仏門に生まれ、16歳で山本丘人に師事、のち田中青坪のもとで日本画を修業し、22歳で横山大観らが設立した日本美術院展覧会(院展)に初入選しました。以来、日本美術院賞・大観賞や内閣総理大臣賞などを受け、日本美術院の中心的な画家として活躍。1988年(昭和63)から1997年(平成9)まで、東京芸術大学教授として後進の指導にもあたりました。
 後藤純男は、四季折々の情趣のなかに、奈良、京都など日本の古都の風物を端正でみずみずしい情感と、宗教的な荘厳さで描き、また、雄大な中国の自然やそこに生きる人々、北海道の自然などを謙虚な畏敬の念と、優しくかつ厳しい眼差しのもとに描いています。
「後藤純男美術館」は、1997年(平成9)9月15日に開館。代表的大作から珠玉の小品まで約50点を展示するとともに、併設されたアトリエで画家自身が制作を続ける現在進行形の展示館です。


斑鳩の雨80.3×116.7cm
斑鳩の雨80.3×116.7cm

塔映「花」168.0×169.0cm

利用案内
開館期間 5月1日〜10月31日(11月〜4月休館)
開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 期間中・無休
     (但し展示替え等で休館の場合があります。)
入 場 料 大人 1,000円 小人(小学生〜高校生)500円
     団体(10名以上) 200円割引

交通案内
JR上富良野駅よりタクシーで3分
旭川空港より国道237号を車で約30分

日本画家 後藤純男美術館

〒071-0524
北海道空知郡上富良野町東4線北26号
TEL 0167-45-6181