Leadtek WinFast TV2000XP Deleuxe
Leadtek WinFast TV2000XP Deleuxe

仕事中でもテレビを見たいときがある、しばらく前まではカウンター横に置いていたのだけれど、クリーニング取り次ぎのプレハブ小屋に持っていった。
しかし、在庫しているチューナーカードで、NEC初期スマートビジョンのPK−UG−X017があるので、しばらくはこれを使っていた。画質もよく見るだけなら文句はないのだが、ハードディスクのクラッシュに始まったシステムの変更でOSをWindowsMeからWindowsXPに変更したから再度使えなくなった。元々は自宅PCで使っていた物だが、Windows2000にしたときに使えないことが判明、MTV2000導入のきっかけにもなった曰く付きの商品で、しばらく店で使っていた物だった。それが再び・・・。

TVチューナーカードが欲しいが、それほど予算掛けられないので”映れば”程度に一番安い物を探していたところ、ありました。
日頃PC関連の情報集めに利用しているインプレスのサイトで見つけたのが「TV2000XP」だ。
この商品「Leadtek製、ステレオ放送対応、 2ヶ国語放送対応、 新機能搭載のリモートコントロール、MPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/WMV/VCD/DVDビデオとMP3/WMAオーディオのエンコード フォーマット対応」と、豪華な仕様。それでいて価格は6580円と格安です。
通販で購入したから手数料は別途掛かったが、それでも安い。

商品到着後、早速カードの取り付け、これが何回やっても楽しい作業です。
本体をPCIスロットに接続、音声のLINE OUTをサウンドカードのマイク端子へ、アンテナコードを取り付け、リモコン受光部を両面テープで取り付けて・・・ドライバをインストールすると起動は問題無く行われた。

店の前を通る都市高速の影響から、受信はケーブルになっていますが、ch1からch72までリモコンで切り替えていくと、まあまあ切り替えは早い。今まで知らなかったが、切り替えているとなんとNHKのBS1、BS2まで配信されていた。受信料払っていないのに・・・。

PK−UG−X017は地域入力で設定できるが、ケーブル配信はチャンネルがずれるので、その部分は手動で設定する必要があったので、BSは映らない物と思っていた。
ところが,,チャンネルを1.2.3・・・と切り替えていくとch11とch12がBSでした。これはうれしいことです。

チャンネル変更に録画設定、録画など、すべての操作は赤外線リモコンからできます。PC用だからと言って特別な機能はないけど、普通のテレビリモコンと同じ感覚で使える。

画質は
画質はですねー、それなり。PK−UG−X017は、旧商品処分価格9800円とは言え、元々2万円クラスの商品ですから画質に関しては良い。ただ、発売当時の利用方法と、現在の利用方法が変わり、それに対応できない部分が出てきた商品と言うことだ。
それに比較するとTV2000XPの画質は決して誉められる物ではない、ここは「安いから」とあきらめよう。

たったこれだけで話が終わると読んでいる人につまらないので、話を続けましょう。
全体に画質は明るくてコントラストが無いから白っぽく見える。また、輪郭はくっきり系だがノイズィーなので、フルスクリーンにすると粗が目立つのと、ゴースト、ノイズ処理も無いのでつらいところ。
では、どの位の解像度で見ると鑑賞に耐えうるかというと600×480ドットくらいかなー。それよりも小さく表示させるとなかなか良い画質になってくる。デスクトップでの作業中にもテレビを見たいというシーンでは問題なく使える。もちろん、作業中もテレビ画面が隠れないように、テレビ画面上でマウスを右クリックすると

このようなPOPが開くので、一番上の「常にトップ」にチェックするとOK。PK−UG−X017はこのような設定が出来ず、隠れてしまっていたので、この点は実用性を考慮して作られている。
ほかの機能はどうだろうか。FMチューナーもついているが、これは使ったことがないのでコメントできないが、FM聴きながらと言う人には使えるかもしれない。ちゃんとFM受信用のT型フィーダーも同梱されている。

録画は? 録画の話をする前にしておく話がある。それはテレビ視聴時にCPUに相当の負担が掛かっている。現在、Cellelon1.7Ghz、メモリー512MBを搭載しているが、ビデオカードをマザーボード、Aopen AX4G Proの内蔵チップセット(ビデオメモリ64MB設定)を利用している場合、CPU占有率が60%前後消費しているので、ネット利用時にブラウザ表示がずいぶん待たされる事になる。ATIのRADEON9000 128MBに変更することでCPU占有率は25%に低下し、ブラウザ表示もスムースに行われる。
利用の仕方によっては、内蔵チップではなく、少しでも高速なビデオカードを併用し、CPUの負担を軽くしたいところだ。

それで、録画の話をすると内蔵チップセット利用時にはCPU占有率100%に張り付いたまま。RADEON9000利用時には80%程度に下がるが、マウスを動かすだけで100%に・・・、その時々でリアルタイム画面が駒落ちする。ふと録画内容が心配になるが大丈夫、ちゃんと録画優先に動作しているようで問題はない。
と、まあCelleon1.7Mhzでさえこの有様だから、1年以上前の標準的なパソコンでは辛いだろうし、ごく最近のパソコンでも、いわゆる初心者用というロープライスのパソコンでは、TV視聴機能しか使えないかもしれない。

録画を終えると同時にPinP(ピクチャーinピクチャー)表示され、ポップアップされた小画面をクリックすると本画面と入れ替わる。これはタイムシフト操作時も同様で、追っかけ再生時に適時切り替えて見ることが出来る。
ただ、音声は圧縮されているので音質劣化は否めないし、録画画質もソフトフォーカスが掛かったような感じになり、若干駒落ちが発生するが、見れないレベルではない。アニメーションなら問題ない。

最高解像度720×540ドット対応のキャプチャーカードの中で、CPUパワーに頼るソフトデコーダーはつらい物がある。この手のTVキャプチャーカードでは、動作環境でCPUパワーはCellelon1.4Ghz以上とあるらしく、導入にはそれなりのシステムが必要で、最新のパソコンに組み入れるのならば問題ないが、少し古いパソコンに導入を考えるならばスペックの確認は絶対条件だろう。
でも、6580円、これだけの機能が、まあ何とか使えて省スペースなので、由とするか。