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バッテリーの知識二輪車のバッテリーには2種類あり、現在の主流は補充電や、電解液の補充を必要としないメインテナンス フリーバッテリー(以下MFバッテリー)が用いられています。従来のバッテリーとは基本電圧が同じと言うだ けで充電の電圧・電流が違いますので、互換性はありません。
従って、MFバッテリーの補充電には専用の充電器を使う必要があり、一般に販売されている自動車用の充 電器は使えません。
MFバッテリーを使うメリットは @ 自己放電が少ない A 安全性が高い(セルを回す電力が無くなってもウインカーやホーンを鳴らす程度の電力は出せる) B 基本的に寿命になるまで補水・補充電の必要が無く手間が掛からない。
寿命の目安は1年から3年と言ったところです。
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セルの回りが悪くなった
ここをチェック ↓ @ 購入後、又はバッテリー交換後1〜3年以上使っている A エンジンは掛かり難い方だ B あまり乗る機会がない ↓ @に該当するときは寿命の可能性が高い、 Aに該当するときはプラグを交換したりエアークリナーを掃除するなど、エンジン全般の整備をしてみる必要があ るでしょう、 Bの時は乗って下さい、自己放電により電力が落ちている上、長期に放置するとエンジンの掛かりが悪く、セルを 多用する ことになるのでバッテリーに対する負担が大きいのです、乗るのが難しい時は休みの日に10分 位エンジンを掛けて置 くのも大切な作業です。
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ヘッドランプが良く切れる
ここをチェック ↓ @ ヘッドランプの割れ A バッテリーの寿命 B ワット数が合っていない ↓ ヘッドランプが割れていると水分により球が割れます(白くなって割れるのはほとんどこれ)
バッテリーが寿命になると内部抵抗が非常に高くなり、電気の通りが悪くなってエンジンで発電した電気が他の電気 回路(ヘッドランプなど)に流れ込み、消費しきれない電流が流れると「球切れ」を起こすのです。特に夜間切れると、 前方は真っ暗になりますから、非常に危険です。寿命を迎えたバッテリーは早く交換しましょう。
スクーターやオフロード車で採用されている「フラマグ点灯方式」では、ワット数が小さいと明るく照らすのですが、 反面電球が切れやすくなります。正規のワット数の電球を取り付けて安全走行して下さい。
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ウインカーが点かない
ここをチェック ↓ @ バッテリーの寿命 A ウインカーリレーの故障
B アース不良 C 電球切れ D スイッチの接点不良 ↓ @の時は「じじじじじーーカチッ」と言う音が出る。 Aの時は前後・左右ともウインクしない。 Bの時はウインカーの取付をこじると点いたりする、 Cは念の為見る、勿論切れていれば交換する、 Dはスプレータイプの潤滑剤をスイッチ内部へかける。
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ホーンが鳴らない
ここをチェック ↓ @ バッテリーの寿命 A スイッチの接点不良 B ホーンの配線切れ ↓ @の時は「ポコッポコッ」と言う音か、エンジンの回転を上げて「ビビー」と言う音しかでない。 Aの時は鳴ったり鳴らなかったりする、スプレータイプの潤滑剤をスイッチ内部に掛ける、 Bの時は、他の電装品は正常に働いてホーンが鳴らない時はこれが原因の可能性が高い。
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ウインカーもホーンもOK、でもセルが回らない
ココをチェック
@ しばらく走った後ならセルが回る、でも一日経つと回らない ・・ 寿命になると放電も速い A セルボタンを押すとジージー音が出る ・・ バッテリーのハンガーノック? B バッテリーに水補給用のキャップが付いていない(埋め栓はある) ・・ メンテナンスフリーバッテリーです
バイク用のバッテリーは1990年頃から完全密閉型のバッテリー(メンテナンスフリーバッテリー:MFバッテリー)を使う ようになり、最近ではほぼ100%完全密閉型のバッテリーで、補水の必要がありません。このタイプのバッテリーの特性 として寿命になってもセルのような大きな電流は流せないが(だから寿命)ウインカーやホーン程度の電流は供給できる のです。つまり安全性が高いのです。
充電して一時的に使えることもありますが、充電した分を使い切ったら元の木阿弥、セルを回せなくなります。だから、 観念してバッテリーを交換してください。
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