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これが外装式です フロント3段、リヤ7段で、合計21段変速。 MTBでは一般的な変速数です。 |
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ハンドル右側がリヤの変速切り替えで、この自転車はグリップシフトを採用していますが、従来の製品と違い、手前にグリップをひねる事でTOPギヤに切り替わるようになりました。 つまり、加速(スピードを)したいときに「ギヤが変わらずに困った」と、言う問題を解決しました。 |
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こちらはフロントの変速を受け持つ左グリップです。 こちらの変速方法は変更ありません。 |
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調整の初めはフロントギヤの変速ディレーラーの高さ調整です。 左グリップを回しながらアウターギヤ(ハイギヤ)に変速します。この時、写真のようにギヤとディレーラーの隙間が1mmくらいになるようにディレーラーの高さを合わせます。 |
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合わせ方は、ディレーラー取り付けねじを緩めて(矢印のねじ)調整します。 この時、高さはもちろん、ギヤとディレーラーの平行も合わせておきます。 |
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ディレーラーの位置を調整したら、次はディレーラーが動く範囲の調整ですが、その前に変速ワイヤーの遊びを調整しておきましょう。 フロントの変速をインナーギヤ(内側のローギヤ)に切り替え、ペダルを回してギヤをかけ直します。 指で押さえた変速ワイヤーに遊びが出ていたら、ワイヤーを留めているねじを少し緩めて遊びを無くすようにワイヤーを引きます。 |
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ディレーラー上部に二つの調整ねじがあります。内側がアウターギヤ「H」の位置調整用で、外側がインナーギヤ「L」の位置調整用です。 調整は、インナーギヤにチェーンを掛けた状態で、リヤギヤの変速をローギヤにします。この時にディレーラーとチェーンが当たらない程度に調整ねじを回して調整します。 調整が済んだら確認のためにペダルを回し、リヤギヤをTOP(ハイ)ギヤに掛けます。この時僅かに当たる程度は構造上問題ありませんから、そのままにしておきます。 続いてアウターギヤ(ハイギヤ)ですが、こちらはリヤギヤをTOPギヤにかけ直して調整しますが、インナーとは逆にTOPギヤではチェーンが当たる音を出さないように調整し、ローギヤに切り替えて音が出るか出ないか確認しますが、インナーギヤ同様少し音が出てもそのままにしておきます。
教材のように、フロント3段の場合、ここまでの調整が上手くいっていれば、シフトをミドルギヤ(中間のギヤ)にきちんと入るはずです。また、その際リヤギヤをどの位置にしてもチェーンが当たる音が出ないはずですが、もし音が出るようならばワイヤーの遊びの影響が出ていることも考えられますので、変速レバー手元にあるアジャストスクリューで微調整します。 |
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フロントがインナーーギヤで、リヤギヤをローギヤとTOPに切り替えたときの、ディレーラーとチェーンの隙間を上から見た物です。 写真左がローギヤの時、右がTOPギヤに掛けたときの違いです。 |
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この写真はフロントがアウターギヤになっていますが、この場合リヤがTOPの場合チェーンラインは直線ですが、ローギヤになると大きく曲がっているのが見て取れます。 つまり、フロントがアウター(高速用)でリヤがローギヤ(低速)と言うのは、ギヤの組み合わせ上ちぐはぐだし、チェーンにも負担を掛けることになるため、変速の組み合わせとしては”使わない組み合わせ”です。 同様に、フロントがインナーでリヤがTOPギヤと言うのもちぐはぐなので、これも使わないギヤになり、これらの組合わせに於いて、ディレーラーとチェーンが当たる音がしても、問題ないと言うことになります。 |
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リヤの変速調整もはじめにワイヤーの遊びを調整します。 新型の変速ですから、ローギヤに変速してからワイヤーの弛みを確認します(旧タイプはTOPギヤで)。張りがなければ、それは弛みですから、ワイヤーの留めねじを緩めワイヤーを少し引っ張りながらねじを締めます。 この時、あまり強く引っ張ると、変速した状態になりますので、手加減が必要です。 また、ワイヤー固定用ねじを締めるときはディレーラーを手で支えて下さい。 |
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写真のように左のねじがローギヤ調整用、右がTOPギヤ調整用です。どちらも締めることでディレーラーの動きが制限されるので、下の写真のようにギヤとディレーラーが一直線になるよう調整します。 |
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調整が出来たらギヤを「4」にしてみましょう。 ワイヤーの遊び、ディレーラー位置の調整が上手くいっていれば3と5のギヤの中央ピッタリにチェーンが来ているはずです。 もし、ズレが出ている場合は、フロント同様ワイヤーの遊びが関係しているので、リヤディレーラーのワイヤー止め部分にあるアジャストスクリューで微調整します。 |
これで一通り調整が終わりました。しかし、フロント・リヤ別々に調整をしましたから、ギヤの組み合わせ全てで(先に書いた2通り以外)調子がいいとは限りません。ペダルを回して変速し、スムーズに変速できるか、出来ないときは再度ディレーラーの位置、ワイヤーの遊び、チェーンラインの確認を行って下さい。 また、調整と実際に走るとでは変化することもあります。時間を掛けて何度か確認しながら調整を行って下さい。 |
トラブルシューティング |
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フロントギヤがアウターに掛からない |
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・アウターギヤの調整ねじが締め込まれ過ぎている〜参照
・ワイヤーの遊びが大きく、アウターギヤまでディレーラーを移動させることが出来ない。 |
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フロンロギヤがローギヤに切り替わりにくい |
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・ワイヤーの遊びがない・少ない〜ローギヤでも引っ張っている状態 |
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変速してもリヤギヤがTOPギヤに変わりにくい〜旧タイプのリヤディレーラー |
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・戻しスプリングのへたり〜最悪は部品交換
・ディレーラー回りの潤滑不足〜スプレー式の潤滑剤をかける
・ワイヤーの遊びが少ない〜ワイヤーテンションの掛かりすぎ
・TOPのアジャストスクリューが締め込みすぎ
・ディレーラーガードが曲がり、ディレーラーの動きを制限している |
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前後ギヤ共通 |
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・チェーンが外れる〜ギヤの調整スクリューを締め込むフロント・リヤ |
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その他 |
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TOPギヤで加速すると”ガッガッ”と音がしてスムーズに加速できない。
長距離走ってくるとギヤが摩耗し、チェーンの掛かりが悪くなり、体重をかけた加速においてチェーンが浮き上がる現象が起きることがあり、この原因の場合は、ギヤ交換が必要です。
ギヤの寿命を延ばすためには、各ギヤを満遍なく使い、一つのギヤギヤばかり使わないようにしましょう。 |
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