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走行中止まった! 通常は燃料系か電気系だが、潤滑系で止まることもある
エンストした後エンジンが掛からない
こちらの特集も参考に
後で「なーんだ」と言うのが意外に多いトラブル、その中身は・・
掛かりが悪い、又は掛からない いつもより極端に掛かりが悪いときは点検を受けましょう
エンジンが暖まると止まる チョークを戻したのに止まる時・・・
プラグのトラブル? プラグはエンジンの聴診器、汚れがひどいときは交換する
オイルランプが点いた 4サイクルは油量、2サイクルは残量が少ないと点灯する
ギヤが固い オイルの潤滑性能低下で起こるもの
力が無い 2サイクルでは排気系の詰まりが原因となる

修理関連の質問は掲示板で。

@車種/年式
A走行距離
Bトラブル内容
 ・どのようなときに
 ・どのようになる
上記を詳しくご記入の上掲示板に書き込みをお願いします。(毎日1回チェックしています)

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走行中止まった!

乗り始めの頃は「どうしよう!」と、真っ白。落ち着いて、まずはここをチェック

@ ガソリンは入っていますか、少ないようならRES(リザーブ)に切り替えて見ましょう     
A 間違ってキルスイッチをOFFにしていませんか、変わっているならRUNに切り替えましょう 
B 2サイクルならエンジンオイルは無くなっていないですか、「無い?」、それは焼き付きです

動きましたか?「動かない」それは困りましたねー。では、次にプラグを見てみましょう

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エンストした後エンジンが掛からない

焦っていませんか?落ち着いてここをチェック

@ ギヤが入っていませんか、ギヤが入っているときはクラッチレバーを握らないとセルは回り
  ません、キック式ではギヤをニュートラルにしましょう、引きずりトルクで掛かり難いのです
A サイドスタンドが出ていませんか、路肩に寄せて様子を見ている内にスタンドを出してしまったかも知れません、スタンドが出ているとクラッチを握ってもセルは回らないんです 

ねっ、掛かったでしょ

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エンジンが暖まると止まる〜4サイクルの場合

ここをチェック
@チョークレバーは戻していますか

Aキャブレターのスタータープランジャーは戻っていますか
  レバーが戻ってスタータープランジャーが戻っていないとワイヤーの錆び付きなどが原因です

Bエンジンオイルの油面が上がっていないですか
  オイルの油面が上がっているとキャブレターからガソリンがオーバーフローした可能性があります。

C油面が上がっている場合、キャブレターのオーバーホールが必要です。

以上を確認してもエンジンが止まる場合、キャブレターからのオーバーフローが原因していることが考えられます。
こちらを参考に調べて下さい

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掛かりが悪い、又は掛からない

ここをチェック

@ セルの場合、バッテリーの電力が落ちていませんか 〜 セルの勢いが無くなるまで回さないこと  
A キックの場合、キックの力、スピードが遅くないですか 〜 キックが止まる最後まで踏み切ること
B プラグのトラブルはないですか               〜 5000〜8000kmが交換の目安
C マフラー内のカーボンによる詰まりは無いですか    〜 粗悪な低価格オイルを入れると寿命が短くなります
D エアークリーナーの空気口にウェスを置いてないですか 〜 チョークが働いているのと同じ症状です
それでも掛からない

それは蜂だ!!
マフラーの中に蜂が巣を作ると排気が上手くできないためにエンジンが掛からない時がある
マフラーの排気口から太い針金などを突っ込み巣を壊して下さい

転倒後の掛かりが悪いときは・・・
@ スロットルを全開にしてセルを長めに回します     
A 掛かったらしばらく空ふかしをして調子を戻します   
※右側に転倒したときはスロットルの戻りが正常か確認して下さい

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プラグのトラブル

プラグにまつわるトラブルは次のような物が考えられます、実際にプラグを見るにはプラグレンチが必要です、外した後次のところをチェック                            

2サイクルの場合
@ 汚れがひどいときは交換して下さい。交換の目安は5000キロ毎です        
A 電極を空にすかしてよく見て下さい、細ーい線が一本見えますか?見えればそれは
   炭素の線です、ワイヤーブラシで磨けば取れて回復します               
B 側方電極が先端に向かって細くなっていませんか、摩耗で細くなっている物は交換
C 頻繁にプラグによるトラブルを起こすようなら・・・オイルはバイクメーカーの純正です
  か?エアークリーナは掃除しましたか?プラグコードやプラグキャップが切れたり割
  れたりしていませんか                                    

4サイクルの場合
@ 4サイクル車の交換目安は8000〜1万キロ位です                  
A 一般的に電極の良いやけ具合の色は「きつね色」と言われています        
B 電極が黒っぽいならプラグの熱価を下げ、白っぽいなら上げてみましょう      
C 頻繁に黒っぽく汚れるならチョークの戻りが悪いかエアークリーナーが詰まってい
  る可能性が考えられます。                                

プラグ脱着時の注意
@ プラグを外すとき周辺の砂やゴミが入らないようにする                
A 付けるときはプラグを緩める方に少し回し「カタッ」と落ち込むところから締める  

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オイルランプが点いた

2サイクル車は
バイクメーカー純正の2サイクル用オイルをタンクに入れて下さい。純正以外のオイルは
その性能が分かりませんし、安いオイルの多くがマフラーの中に溜まる煙が多く、結果
マフラーの寿命を短くし高い物に付きます                           

4サイクル車は
@ 長いこと交換していないとオイル消費で油面が低下しランプが点きます、要交換
A 油圧低下でもランプが点くことがあり、原因はオイルフィルターの目詰まり、何回
   分も交換してないときは、オイルフィルターも交換しましょう             

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ギヤが固い

ここをチェック

@ オイルの潤滑性能劣化で固くなっている・・・標準の純正オイルは3000キロ毎に交換 
A 夏場の渋滞で固くなる・・・オイルの粘度が低い(10W−30など)時は20W-40や
   20W−50など粘度の高い物に交換する                         
B 純正以外の物に交換してみる・・・そのときの交換の目安は、ギヤチェンジを固く感
   じた距離から500〜1000キロ短い距離で交換する                  

潤滑性能が高いオイル(グレードの高いオイル)を使うと、同じ粘度でも高温時のギヤチェンジがスムーズです。
リットル当たり1500円以下のオイルでは高性能エンジンを生かすことは出来ません。少なくとも2000円以上のオイルを使われることをおすすめする。その方が、オイル寿命も長くなるので価格は高くても経済的には変わらないことになります

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力がない

2サイクルエンジンでは
オイルの燃えかすであるカーボンがマフラーなどの排気系統に詰まり、出力を低下させることがある。

4サイクルエンジンでは、
圧縮漏れで起こる場合と、バルブクリアランスが大きくなって起こる場合があります。圧縮漏れの場合は相当の距離を走って起きる物ですが、バルブクリアランスの場合はエンジンのバルブ周りから”カチャカチャ”にぎやかな音が出るので、それが原因と分かります。
圧縮漏れの場合はピストン、ピストンリングなどの交換が必要で、バルブクリアランスは調整で直る場合もありますが、ロッカーアームシャフトやアジャストスクリューが偏摩耗していると交換しなければなりません。