BDEのエリアス設定

作業を行う場合には、必ずバックアップをおこなってください。

BDE Administratorの起動

BDEの設定は、BDE Administratorというツールを利用して行います。

BDE Administratorはコントロールパネルから起動します。

コントロールパネルが「カテゴリ表示」になっている場合には、画面左の「関連項目」という中の「コントロールパネルのその他のオプション」というところをクリックしてください。

「クラシック表示」になっている場合には、コントロールパネル内にBDE Administratorのアイコンが表示されていると思います。

BDE Administrator
色の濃いアイコンがBDE Administratorです。

コントロールパネルにBDE Administratorがない

コントロールパネル内にBDE Administratorが見つからない場合には、Windowsのシステムフォルダ内に、BDEAdmin.CPLというファイルが無くなっている可能性があります。このファイルが無いとコントロールパネル内には表示されません。

この場合、BDEADMIN.EXEフィアルを直接起動します。BDEADMIN.EXEは、通常以下の場所にあります。

  • C:\Program Files\Common Files\Borland Shared\BDE\BDEADMIN.EXE

データベースエリアスの設定

CASAで利用するエリアスはCasaWinです。

画面左のデータベースタブを選択し、「データベース」項目の左側の + をクリックすると、エリアスの一覧が木構造で表示されます。

BDE Administrator CasaWinエリアス

右図のようにCasaWinを選択すると、画面右側に「定義」が表示されます。PATHという項目にCASAのデータベースファイルが置かれているフォルダを指定します。

CASAでは、通常Dbというフォルダにデータベースファイル群が置かれるようにインストールされます。CASAのインストール先がC:\Program Files\WinCasaであれば、データベースフォルダは、C:\Program Files\WinCasa\Dbとなります。通常は、インストール時に設定されているので、変更の必要はありません。

ネットワークフォルダをエリアスに指定する

LAN接続したコンピュータの共有フォルダをエリアスのPATHに指定するには、コンピュータ名+共有名+フォルダ名で指定します。

サーバー情報
接続先コンピュータ名 共有名 フォルダ名
SHISYO0 WinCasa$ Db

上表のようなサーバーをエリアスのPATHに設定するには、\\SHISYO0\WinCasa$\Dbとします。

ネットワーク先のコンピュータ名の前には、半角の\(円マーク)を二つ記入します。

WinCasaの後ろの$(ドルマークですが、これは、共有フォルダ名についてない場合には、付けないでください。共有名の末尾に$を付ける事で、隠し属性が付き、マイネットワークなどにも表示されなくなりますので、いたずら対策になります。

フォルダの共有方法については、校内の詳しい方や、ネットワーク管理者の方にご相談ください。ネットワークの形態(Windowsドメインやアクティブディレクトリなど)やユーザーの権限など、ネットワークを組んだ方でないとわからない情報が含まれます。共有フォルダは、クライアント側になるユーザーが書き込み可能な状態にしておいてください。セキュリティの設定やファイル属性に気をつけてください。

エリアス設定の適用

エリアスの設定が終了すると、メニューのオブジェクト - 更新をクリックしてください。これで、設定が適用されます。更新がクリックできない場合には、カーソルがある場所でEnterキーを押してみてください。更新メニューがクリックできるようになります。

「CasaWinに対する変更をすべて保存しますか?」にOKします。他にメッセージが表示される場合もありますが、OKして閉じます。

設定が正しければ、正常にCASAが起動します。