データ更新が適用されない

BDEのLOCAL SHAREの設定

BDEの設定によって、データが適用されない場合や、インデクスが壊れやすくなる場合があります。

コントロールパネルのBDE Administratorを起動します。(XPなどの場合にはクラシック表示に切り替えると、BDE Administratorを探しやすいと思います)

コントロールパネル内のBDE Administrator

BDE Administratorを起動し、環境設定タブを選択します。ツリーを環境設定 - Systemと辿り、INITをクリックします。

画面右側の領域に各設定項目と、現在の設定値が表示されます。この中のLOCAL SHAREという項目をTRUEに変更する事で、変更が即座に適用されるようになり、インデクスの破損も減るようです。

LOCAL SHAREFALSEの場合には、ディスクへの書込みに遅延が発生します。ディスクへ書き込むべきデータをメモリ上に保持し、ある程度の情報がたまった際に実際にディスクへの書込みを行います。

例えると、10tダンプで2tずつ何度も土砂を運ぶと非効率的なので、10t分たまるまで待ち、10tたまったら運ぶという感じでしょうか。

しかし、このメモリ上に保持している間に、何らかの障害が発生してしまった場合には、実際の書込み処理を行う前にアプリケーションが終了してしまう可能性があります。これにより、データ更新が適用されないようなケースが発生します。

CASA Plusでは、毎起動時にこれらの値をチェックし、設定を行います。3.03以前のバージョンをご利用のユーザー様で、このような現象が発生している場合には、ご確認、設定を行ってください。

テーブルの破損

データが更新されない場合、データベーステーブルが破損している場合があります。テーブルのパックを行っても、ステータスバーに表示されるレコード数とレコード番号が正しく並ばない場合には、テーブルの破損が考えられます。

テーブルが破損してしまっている場合は、バックアップ後、CSVやデータベースの外部出力で、データを退避させておき、DBOrg.lzhを解凍するなどの方法で、空のデータベーステーブルをコピーします。

先ほど退避したデータを空のテーブルに外部入力します。

データベーステーブルの構造自体に破損があっても、エラーメッセージなどを表示しないケースも稀にあるようです。上記のような症状がみられる場合には、試してみてください。

CASA Plusからは、空のデータベースファイル、インデクスファイルはインストールCDのDbフォルダに収録してあります。圧縮処理などはしていませんので、コピーしてご利用いただけます。
環境によって、属性が読み取り専用になっている場合がありますので、右クリックしてプロパティの全般で属性の読み取り専用のチェックを外してください。

ファイルのプロパティで読み取り専用のチェックを外す