Home Coming Day

Home Coming Dayの招待状

早稲田大学を卒業して、35年目になったようだ。 早稲田大学から、ホームカミングデー記念式典の誘いが来た。 そういえば、99年にも通知があった。 その時は、交友大会ということだっが、今年は記念式典という。 中身は同じでも、式典というと、それらしい感じがしてくるから面白い。 だが、「なんだ、式典か」という受け止め方もあるだろう。

式典が済んで、現役大学生によるキャンパスツアーもあるそうだ。 さらには、展覧会とか、演劇博物館とか、会津八一記念博物館などの常設展など盛りだくさん。 たぶん、そういうことより、同期生の集まりの方が重要だろう。60歳を前にして、みんながどうしているかだ。

ともかく、こういう卒業後の集会(記念式典)などを全卒業生を集めてやるなんてことは、 早稲田大学だからできるのだろうと、やはり驚く。一流大学、大規模大学だからだ。 おじいちゃん、お父さん、私、息子、孫まで早稲田という、一生ものを越えた、早稲田主義すら見かける。 まあ、不思議な大学だことです。

附設高校の校長先生が、「附設高校は地の利を得ていない」と嘆かれていたが、 そういうことなのだ。附設を出て出世すると、大企業の本社は東京にあることが多く、赴任地は東京になることが多い。 そうすると、子供たちを附設にやりたくても難しくなるからだ。自宅からの通学が可能な早稲田や慶応になびいてしまう。 しかし、今回のフジテレビとホリエモン事件で附設高校は特に有名になって、中学・高校入試にも良い結果を残したようだ。

OBと言うと、小樽商科大学のOB会である緑丘会の方々を思い出す。 90年頃だったが、佐野 力 さんという方が「商大にゴルバチョフを呼ぼう!」と檄を飛ばしておられ、 佐野さんの周りにはOBの多く方々が集まり、佐野さんはいつもその中心に座っておられたことが印象的だった。 東京に来たゴルバチョフはとうとう北海道まで来ることはなかったが、その後、佐野さんは日本オラクルの社長となり、 IT業界に非常に大きな影響力を与えた(もちろん、小樽商科大学の情報処理センターにも多数のデータベースを無料で寄付してくれました)。 OBの方々の社会での影響力が出身大学の格式に影響を与える見本みたいな感じがして、 その後、私のOBを見る目が変わった。