古くなってもカッコ良いVAIO505

東芝、富士通、VAIOとが企業統合を目指して交渉に入っているらしい。ブランドが無くなるかもしれない。VAIOの古参、505を見ると時代が見えてくる。

1.VAIO 505

スマホ時代には古い話で恐縮だが、便利な今の時代が突然生まれた訳ではないのです。このVAIO505は、1997年に登場したSONYの製品で、このマグネシウム合金の輝きもあってヒットした。当時の私のゼミでも話題となって、私は翌年、ハードディスク容量が倍の2GBになった505Xを購入した。かれこれ18年も前のノートパソコンだが、当時はこのノートを持ち歩いた。

2.LANカード

このノートパソコンには、LANコネクタがないので、LAN接続のためのカードを購入した。4700円と値段が結構高い。505の寿命延長のため、翌年6GB(\34800)のハードディスクを購入して交換したこともある。この時代は部品がまだ高価な時代だった。そうそう、Windows98にアップするとUSBマウスも使えるようになって、大変便利になった。本当に変化の時代であった。

OSの所を読むと、Windows2000、98、95、NT4.0、NT3.51とマイクロソフトのOSの名前が続いている。新しいものから古い製品番号の90年代のマイクロソフトの製品だ。そして、当時はマイクロソフトより巨大な企業だったノベルのNetWareOSですね。しかしノベルはマイクロソフトのWindowsに滅ぼされた。ITの世界は諸行無常なのだ。

これらのWindowsは、すべて使った。初期のWindows95までは、DOSの上にインストールするので、大変面倒だった。NT系は、特にCD-ROMにSCSIが必要だったことが厄介で、DOSがこのSCSIのドライバをなかなか認識してくれなくて、ドライバインストールだけでも数日を要した。

3.使い方

こうして、自宅のネットワークや大学のLANに接続して使っていた。出張の時は、PHS接続カードに取り替えてネットへ接続して、メールのやり取りやホームページの更新をやっていたものだ。

4.ノートパソコンのハードディスク交換

余談ですが、505のお腹を開けて、ハードディスクを交換しました。問題は開け方です。どこのねじから外すのか、、、、、特に注意点はコネクタでした。開けるにはあちこちつながっている配線を外さないといけない。これはキーボードパネルを外した時に、はずしたコネクタ。薄い紙みたいなコネクタでした。

交換したハードディスクは左手前の白い部品です。右側からハードディスクを差し込んでいます。505の基板は結構シンプル。無事に交換が終わって、パソコンが起動したときはホットしました。メーカーは勝手に開けると、補償なしですから。