この人が面白い!

東京工業大学数学科を卒業後、IT企業とITベンチャーで働いて、こんな食堂があったらいいなあと思って、料理を修行して立ち上げたそうです。

注目は、その発想です。どこの町にでもある食堂で個性を打ち出すことです。でも、そんなことできるの?このエピソードを読んでください。

ITを仕事にしていると、合理性に目覚めるものです。例えば、自分が作ったソフトウエアで金儲けを目指せば、ソフトの作り方を企業秘密や著作権・特許などで秘密にして独占する。でも、すべてを公開してみんなで助け合ってより良いものを作り出すこと、こうすれば独占は無くなるので無駄な開発競争が無くなり安価に良品を利用することができる。これがオープンソースソフトウエア(OSS)です。

この店主は、OSSを食堂に持ち込んでいる。事業計画書、月次決算などWebで公開。どんなメニューだったのかもすべてWebでわかる。料理のノウハウも公開。メニューも常連さんと相談して決めるなど、秘密が無いのがすがすがしい。

この方は、一流企業に勤めていたのに、どうしてこんなことをしたかったのか?その動機が気になりませんか?