こないだ書いてボツにしたネタだけど、今日の無駄知識として出してみる。日本では全く無名だが、映画化された当時アメリカで絶大な人気を誇っていた(いまでも人気は高い)ハワード・スターンが書いた自伝の映画化作品で、スターンは自分を自分で演じた。それにジェナ・ジェイムソンがチョイ役で出演していたんである。作品的にはどうということのない凡作だけれど、その一点で個人的に記憶に残る作品になった。図は彼女の登場シーンで、ラジオでむにゃむにゃを生中継するという場面。すでにセックス革命の終了したアメリカで、いくら性的に過激な発言や下品な行動をラジオでされたところで、顔をしかめられるか笑って過ごされる程度のことであって、所詮、レニー・ブルースなどの開拓した道をバイクで走ってるようにしか見えない。アメリカ人にとってそれにどういう意味があったのか、日本人である私には深いところまでわからないので判断は保留しておくが、これがアメリカンドリームを達成し大金持ちになった男の話であることは間違いなく、成功者の道楽映画といったシニカルな見方をされてしまうのは仕方のないことだろう。
ところで、このところの政治的あれこれで、スターンの名前は盛んに取りざたされたから、続編とか考えてるかもなー、なんてね。
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