アマゾンの「なか見!検索」の話。これはとんでもなく便利で、必要な書籍を一発で探すことができるようになった。さらにいえば、不必要な本も見つけられるようになったわけで、版元としては痛し痒しな面もあるかもしれないが、ユーザーとしてはすべての版元に参加してもらいたい。そうなれば、かつて妄想したすべての本に grep をかけたいという欲求が現実のものになり、調べもののために図書館にでかけて、総当たり戦で調査する必要もなくなる。学生やライターにとっては大きな福音だ。まあ実際には、過去に発売されたすべての雑誌も検索できないと目的は達成できないんだが、それも含めて、本当はこういうことは国会図書館のような組織のやるべき仕事なのではないかと思ったりする今日このごろだ。
図は『シャイニング』を検索すると一番最初に表示される本。この本のオリジナルであるアメリカ版の表紙が『シャイニング』なので、検索するまでもなく記述があることは予想されてたんだが、日本版を発注する前に「なか見!検索」で見てみると、『シャイニング』について書かれているページが丸ごと読めてしまうため、あたしの目的は達成してしまった。だもんで、買おうか買うまいか悩みちゅうだったり(おいおい)。
ところで、こんなに便利な機能なのに、アマゾンが本のページの頭に検索ボックスを置いていないのは、未参加の版元への遠慮とかっすか? それと、なんだかクリップボードを操作してる模様で、「なか見!検索」を使ってると他のアプリケーション(特にフォトショ)に悪影響を与えることがあるようなんだけど、それは気のせいなのかそれともうちだけの特殊事情なのか、そのあたり、誰かの調査に期待だっ。
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