@ 今日の化石レス1・天皇とGODとゴジラと
ここをほったらかしにしてた間の話題に駄反応するシリーズで、昨日 2 として出そうと思って力尽き、爆睡して書けなかったやつ。
『【B面】犬にかぶらせろ!』の7日分『天皇と恐竜の共存について』の最後の部分、たぶんネタではないかと思われる、に駄反応。
わけあって、いま本が手元にないので適当に書くけど、明治初期に天皇制強化のために捏造された神話の中に、200万年前のジュラ紀に恐竜と人類が共存していたという偽史があって、それが山根博士の台詞の元になっているとのこと。そんなもんで『GODZILLA』は“GOD”で始まるんだとか。
ゴジラの英語表記についてはいろいろ説があるようだが、昨年中公叢書から発行された『ゴジラとアメリカの半世紀』によれば、そのあたりはこう説明されている。
英語の表記「Godzilla」の由来も同じくはっきりしない。「god」という神性をともなう音節が使用されたことは、どこかの宣伝担当者の天才的アイデアだとアメリカのファンたちは信じたがるが、実際は日本語「ゴジラ」の発音を英語にあてはめただけのようだ。五〇年代、アメリカでは、日本語の「ジ」は「dzi」に、「ラ」は「la」と表記されることが多かったのである。
この話の真偽はわからないし、当時のアメリカの事情も確認できないが、まあそんなところではないかと思う。ゴジラの話だと松虫さんあたりが詳しいと思うのだが、どんなもんでしょと振ってみる。なお、上記引用部分には Galbraith の『Monsters』からの情報という脚注がついていた。ざっと調べたところ邦訳はないようだ。
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