@ 今日の浅い考察・ぐたぐたタグタグ
時々タグについて考える。頭の中でなんだかうっすらと光るものがあるからだ。それはぼんやりとしたイメージなので、まだどういうものかよくわからない。そこで時々まさぐってみる。実はこのことは相当前から考え続けている。それも、タグどころかパソコン通信すらなかったころからだ。高校生の時に映画のデータベースを作ることを考えていて、タグのようなものが必要だと思ったのだ。例えば、黒人カウボーイの出てくる西部劇を検索一発でリストできたら便利でしょ? 最近話題になった『ハレルヤ』が使われてる映画の一覧でもいい。ま、音楽の方はタグで処理するより、サウンドトラック枠で処理した方がよさそうだけど。
ここに書いた最初のタグ関連記事は、たぶん、ウェブに映画の感想を書くヒトはみんな共通のタグを付けてくれたらいいのにというものだったはずだ。そうすれば、「映画の題名 + 適当なタグ」で、簡単に検索出来ていいなあという話である。ノイズも減るし。すると、どなたか忘れたけど、メタタグの失敗を見れば、うまくいかないことは明白だといった意見を寄せられた。それ以上この話は続けなかったんだが、それから時間が流れ、三ヶ月ほど前、ひろゆきが『みんな大好き車輪の再発明。』とタグについて書いた。タグはうまくいかないだろうという話で、やはりメタタグの失敗を根拠にしている。メタタグがなぜ失敗したかという考察は、これまでに時々行われていて、その理由は大別して二つある。一つは面倒であること、もう一つはspamとして使われてしまったということだろう。どちらも納得のいく理由である。
そんなわけで、タグについては否定的な意見が多いような印象だったが、SBMの流行でちょっと様相が異なってきた。面倒であることは変わっていないけど、それより、「これはひどい」といったタグを付けることに面白さを感じる層がでてきたとわたしは見ている。このまま続けば、次のステージに進めるのではないかと、期待が持てるようになってきた。spamについてはいまのところわからない。以下、次のステージについてメモしておく。
こんなこととっくに誰かが考えていても不思議はなく、下手したらすでに実装されているかもしれないが、まだ見たことがないので、もしどっかにあったら教えてください。
さて、話は簡単で、グーグルのリンクが多いサイトは重要であるというのと同じように、タグにもウエイトが付けられるはずだ。複数のタグがあるということは、タグとタグがリンクされていると見なすことができる。したがって、「これはひどい」と最も多くリンクされているタグは何であるのかといった情報を視覚化すれば、いまのタグクラウドより面白くなるんではないかということだ。ここで重要なのは、すべてのSBMがタグを共有することだろう。そういったタグの相互乗り入れができるようになれば、もっと面白くなるような気がしている。いわゆる検索エンジンがSBMのタグを無視している間に、誰かが新しいビジネスの種を作ってくれることを期待し、今回はおしまい。
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