s-book.com は、集英社、小学館、祥伝社、白泉社、照林社、小プロの6社が共同で運営している本のオンラインショップである。この6社以外の本が買えないというのが特徴(?)だ。先日、エキサイトの『今日のマンガちゃん』経由で唐沢なをきの本を買おうと思い立ちアクセスしたのだが、ユーザー登録システムがアレすぎるので断念した。ここ、いまどき珍しいというか、ほとんど評価以前のダサダサさといえよう。以下、そう考える理由を述べる。
ユーザー登録で、名前、ふりがな、生年月日、性別と入力し、続いて住所の入力になる。ここまでは普通。私には性別と生年月日を入力する必要性を認められないのだが、まあそれは妥協しよう。住所の最初に求められるのは郵便番号である。入力する。次が都道府県の入力。ここで最初のため息が出る。どうしてこういうオンラインショップばかり設計されるのだ(さっきも松下の「まいぴー」でユーザー登録しようとして同じ気分を味わったばかり)。漏れたちはよー、漏れたちはコンピュータを使ってたんじゃないのか。郵便番号入れたら町村名まで自動で補完せーよ。といいながら都道府県を47個も選択肢のあるプルダウンメニューから選択し(かったるいちうねん)、市区郡の入力に。なに? 全角6文字以内だ? どーゆー意味よそれって。あー、もう言葉で説明するのがタルくなってきたので画像でみてちょ。
誰がこんなシステムを設計したんだ? 「全角6文字以内」ってのは漢字で書けって意味でしょ? 確認してないけど、おそらく漢字で書いたら7文字以上の「市区郡」ってのは存在しないのよね? だったら「漢字で書け」とでも書いた方が、全角ってなーにという初心者を惑わせないだけマシじゃなかろうか。どっちにしても、1バイトが血の一滴だった昔じゃあるまいし、7文字以上を受け付けないレコードつーのはどーよ。次の「東京都以外の区は記入しないでください。例)横浜市」ってのも日本語として却下。番地も、「1-3-5」などを受け付けず、「1丁目3−5」と書かせるのが謎だ。「一丁目3−5」でも「1−3−5」でもだめなんだよな、きっと。全角なんだけどな。こういうサイトは、システム様のタコな都合にユーザーが合わせろと主張してることに以下略。とほほ。
ここまでくると、いったいどんなデータベースを使ってるんだと、そっちの方に興味がわいてくる。ちなみに、サーバーは Oracle_Web_Listener/4.0.8.1.0EnterpriseEdition on Solaris のようだ。
ともかく、郵便番号の入力で住所を補完してしまえば、データベース側の都合(?)による制限はほとんど解決される、ばかりか、郵便番号は間違ってるけど住所は正しいとか、その逆といった事態は回避されるのだ。郵便番号入力による住所補完ができないからこうなってるんでい、ぼけ、ちう声も聞こえてきそうな気がするが、もしそうなら、そんなタコいソフト使ってる方が間違ってる。ええ、もう絶対そうに違いありませんことよ。悪いが唐沢なをきはよそで買う。集英社の在庫はここでしか変えませんてなことにでもならない限り、多分もう二度と s-book.com には行かないだろう。
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