@ 今日のRIP・SOS OS/2
サポートの終了宣言が出てることが(ほんの)一部で話題になっており、『元麻布春男の週刊PCホットライン』では『OS/2の歩みを振り返る』という記事が書かれた。あと、『栗原潔のテクノロジー時評Ver2』の『さらばOS/2について』では、ちょっとした黒歴史が書かれているので、関係者はチェックしましょう。んで、うちでも反応しようと思ったわけだが、常用したことがないというか、ほとんど知らないにもかかわらず、いくつかあった敗因のうち、上記の記事で触れられていないことを書いてみる。ただし、OS/2の素人が書くことなので、ウソ、間違い、思いこみかもしれない。そこらは識者のツッコミに期待します。
さて、OS/2 が成功しなかった理由の一つとして、ネイティブソフトがなかったという点が挙げられるのではないだろうか。そもそもドライバすらほとんどなかったわけだが、大物アプリで出たのは一太郎ぐらい? でも、ここが重要なんだけど、OS/2 でも DOS や Windows 3.x のソフトは使えたのよ。そればかりか、IBM はそれらが本家よりきちんと動くなんてことをウリにしてたくらい。高速といってたかどうかは記憶にないけど。
ともかく、ウィンドウズのソフトが使えるから安心しると IBM は主張してたわけだが、だったらわざわざ OS/2 専用ソフトなんか作んなくても、ウィンドウズのソフトを作ってればいい話で、ソフトハウスが本気にならないのは天然の成り行きであろう。そのあげくに Win32 非対応ざんす。そりゃ勝てるわきゃない。
てなわけで、マックでウィンドウズがサクサク動くという路線も、やりすぎるとこの例と同じようにモトローラのつなぎ諸刃の剣的危うさを抱えちゃうんちゃうやろかというヨタを飛ばしつつ、本当に書きたかったのはこっちの方だというのは秘密だぶひ。
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