@ 今日の軽いショックと報告・いま BS2 で放映中の
『男と女』を途中から見始めたのだが、驚いたことに、去年放映されたものとは異なるバージョンである。どうやら現在 DVD で手に入るものと同じものなんじゃないだろうか。63分10秒あたりに出てくるカットがカラーだった。最後まで見ないとわからないけど、たぶんフランス語クレジットバージョンだと思われる。前回放映版と内容に違いはないが、細部に微妙な違いがある。どのように違うかは別館の『男と女(un homme et une femme)』という記事に書いてあるので、興味のある方はご一読を。というわけで、前回録画したものは貴重になりました。それにしても、油断も隙もないな>NHK 以下余談。
この映画、『「MTVという感覚」(CDJ2004年5月号)』に書かれているように、イメージシーンと音楽の組み合わせという MTV の元祖みたいな評価を受けることが多い。あとは手持ちカメラの多用、即興的演技といった特徴が語られるわけだけど、私としては、愛し合う男女が初めて結ばれるのに、そのセックスがうまくいかないという、ちょっと考えられないシーンがクライマックス一歩手前で描かれていることに最大の驚きを持って見た。そんな女っているかしら?というのはまた別の問題だが、こんな風にセックスが描かれた恋愛映画があっただろうか。うまくいかないセックスが映画で描かれることはたまにあるけど、それらはたいてい恋愛映画ではないしなあ。こりゃ映画オタク検定問題の第五問にしたいくらいのネタかも。
|