SNAPPYの布教
スナッピーとは、ビデオ信号をシリアル経由でパソコンに取り込み、画像をキャプチャする装置である。類似のペリフェラルはいくつかあるが、スナッピーは 9V のアルカリ乾電池一本で動作し、他にボード等は必要としない点が優れている。 左の画像でわかるとおり軽量コンパクトな装置で、ビデオ出力のある機器なら何からでも画像を取り込めるから、デジタルカメラとノートパソコンの間につないで、モバイル環境で使うことも可能だ。 ところで、なぜスナッピーがこんな形をしているかわかるだろうか? ヒントはスタートレック(笑)。 下のサンプルは、WOWOW で放送中の番組からリアルタイムにキャプチャした BMP 画像を、レタッチソフトを使って JPEG 形式に変換したものだ。それ以外はオリジナルにいっさい手を加えてはいない。 先日カノープスが発売した類似商品は、スナッピーより高品質のキャプチャができるとうたっているが、個人が使う分にはこれでも充分以上の画質だと思われる。さらに価格的にもカノープスの製品よりスナッピーの方が1万円程度安いのも吉。 ただしスナッピーには AT 互換機でしか使えないという点と、NT ではソフトが動かないという欠点もある。このあたりが困るという人は他社製品を使おう。 なお、日本ではまだ発売されていないが、アメリカではすでにバージョン2が発売されているようだ。ソフト的にかなりパワーアップしているようなので、早い時期の投入が期待される。 メイン画面
操作は非常に簡単で、左端の Snap ボタンをクリックすれば現在画面がキャプチャされる。得られた画像は右から3つめの Save ボタンで名前をつけて保存する。 注意すべき点は、画面がキャプチャされるタイミングはマウスを押さえたときではなく、マウスのボタンから指を離した瞬間だということだ。従って、動画をキャプチャしたい場合は、あらかじめ Snap ボタンの上でマウスのボタンを押し、プレビュー画面を見ながらここぞというタイミングで指を離すテクニックが必要なる。 しかし、実はこのプレビュー画面はあんまり役に立たない。これをあてにするより、テレビなどのモニター画面を見ながらタイミングを取った方が作業はしやすい。スナッピー本体にもビデオ出力端子がついているから、ビデオカメラやデジタルカメラの映像をスナッピー経由でモニタに写しながら作業することもできる。 設定画面
ここで各種設定を行う。まあ見ればわかるので特に解説の必要もないだろう。設定を決めたらセーブすることをお忘れなく。 画質調整画面
ここでは入力ソースに応じてあれこれ設定すればいいのだが、どうせキャプチャした画像はレタッチソフトで処理するだろうから、実際のところほとんどいじる必要はない。 警告画面
バッテリーが切れかかるとウォーニングが出るようになっている。この画面ではビデオ信号が明るすぎるというウォーニングも出ている。 バッテリーに関しては、うちのデスクトップマシンにつないで使っている限りでは相当長持ちするし、ウォーニングが出てからもかなり長時間使える。また、バッテリに使っている電池は特殊な物ではなく、どこのコンビニでも手に入るものだ。 |