アイランド・ライフとは・・・


ニューヨークで働いていた、あるアメリカ人が、日本の文化についてもっと学びたいと、
仕事も辞め、鹿児島県の甑島(こしきしま)にある手打で、3年間生活し、村の生活や、
村人とのふれあいを描いた本を書きました。
その本のタイトルが、アイランド・ライフといいます。
台風が近ずくと庭先の小さな命を気遣ったり、病院で過ごす老婆に道端の花を届け
つづけた日々や彼女の死。
定置網の船で汗や鱗にまみれて働きながらも、素潜りを始めて獲物を手にする時にも、
海の神への感謝を忘れないような彼の優しさが、その全編に溢れています。
思わず笑ってしまうような村人とのふれあいの中、"優しさ"に対してためらいが無い
彼の勇気と、生き方に尊敬を込めて、このページのタイトルとします。
”海の中では、私はそこに生きるあらゆるものと同じ存在になって、純粋にただ生きて
いるだけだった。”・・・本の中でも書いているように彼の生きる事へのこだわりは、
人が自然の中の一部分である事の自覚にあります。
言葉や優しさは意識する事なく、自然に生まれて来るものだと信じるからです。

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甑島は”釣りばか日誌9”のロケ地に選ばれる程、輝く海と大自然
に囲まれた小さな島です。
誰もいない昼間の砂浜や、ゆるやかな時間を刻むようにくり返す波、
優しさを形にしたら、そんな風景になるだろうと思います。
彼の故郷となった甑島を訪れて、自然の中に心を開放してみませんか。

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アイランド・ライフ−−−−海を渡って漁師になる・甑島日記
著 者  ジェフリー・S・アイリッシュ(Jeffrey・S・Irish)
発行所  株式会社 淡交社
本人には見せられない著者紹介
1960年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。
1982年、エール大学卒業。
1993年、ハーバード大学大学院に入り、民族学の調査の為に
1994年に京都大学に留学。
1995年、同大学院修士課程卒業。
そんな経歴を経て、何故か段ボール箱でくつろぐ
ジェフさん。
プライバシー保護の為モザイクかけてみました。
(これで本が売れなくなっても責任もてません)
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30cm あるジェフさんの足。
片方は潜水士の息子である海人(かいと)くんの足。
彼が大きくなって海を泳げなかったらどうしようと、親は今から
心配してる。(でも、どうしてもつけたい名前もあります。)
尚、彼の弟は風人(ふうと)と言う。
花火を持つと何故か必ず裸足で走りまわる男である。
甑島から50ccのスクーターで東京まで乗って来て、甑島ナンバーを
自慢する。(もちろん甑島出身の私は、喉から手がでる程欲しかった。)
・・・少しでも彼に興味持った人は、本読んでみて下さい。

ジェフの近況
彼は現在、鹿児島県川辺町の青木牧場の見張り小屋に住んでいる。
 下から見上げた見張り小屋
 星が限りなく美しいらしい....
 2階にあるベッドルーム。
 こんな贅沢な環境があるだろうか....

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