●お薬の注意事項【バファリンの成分】
バファリンは有名な解熱鎮痛剤で、利用される方々も多いと思います。
ところで、このバファリンの主成分が2種類あることはご存知でしょうか。
確認のために、整理しておきます。
主成分 | 商品名 |
・アスピリン | 小児用バファリン→『バファリン配合錠A81』(医療用医薬品) |
| バファリン→「バファリン配合錠A330」(医療用医薬品) |
・アセトアミノフェン | 小児用バファリンCU(第2類医薬品) |
| 小児用バファリンチュアブル(第2類医薬品) |
| バファリンジュニアかぜ薬(指定第2類医薬品) |
| キッズバファリンかぜシロップ(指定第2類医薬品) |
| キッズバファリンシロップS(第2類医薬品) |
| バファリンプラスS(指定第2類医薬品) |
| バファリン顆粒(指定第2類医薬品) |
| バファリンルナ(指定第2類医薬品) |
ごく微量のアスピリンには血液が固まることを抑制する作用があります。このため病院などでは医師の診断の下に小児用バファリン(医療用医薬品)を血液凝固予防として処方する場合があります。
この作用はアスピリンの作用であり、アセトアミノフェンにはこの作用がありません。
したがって、この作用を期待して、小児用バファリンを利用される場合には、一般の薬局・薬店のバファリンではその効果は期待できません。
商品名がよく似ているのでその成分には注意してください。
いずれにせよ、もしこれらの効果を期待してバファリンを利用されようと考えられる場合には医師による適切な診断が必要となります。
自己判断はお避けください。
お薬の成分