研修認定薬剤師は”かかりつけ薬剤師”になるための材料ではないことを忘れないで！
近頃、薬局の世界で、急に取り上げられるようになった”かかりつけ薬剤師”。
この”かかりつけ薬剤師”になるための条件に”研修認定薬剤師”があげられていますが、
２０年近く、研修認定薬剤師の資格を取得しているものにとっては、どことなく寂しいものがあります。
この”かかりつけ薬剤師”というものによって、今まで見向きもしなかった薬剤師たちが、急に騒ぎ始めたこと！
どうやったら取得できるのか、とか、研修費用はどこが負担するのか、とか・・・。
わたしの場合、自分自身の生涯教育として取得・更新を続けてきたもので、それにかかる費用とかは全部自己負担で行ってきた。今でこそ、インターネットが普及し,ネットで講義が受講できるようになったが、初めの頃は、自分の足で、数少ない講義を、全国を走り回って、単位取得しないと、なかなか規定の単位に届かなかったものだった。費用もそれなりにかかりました。
研修認定薬剤師制度が普及し、さらに”かかりつけ薬剤師”が増えることは喜ばしいことですが、研修認定薬剤師を単なる”かかりつけ薬剤師”になるための材料にはしてほしくないものです。
『みなさまにお薬などを正しく安全・安心に利用して頂きたい・・・』 それが私たちの願いです。
