調剤薬局の勤務時間!
医薬分業の普及により、あちこちの医療機関の近くにできるようになった調剤薬局。私たちが薬学部を卒業した頃には、まだほとんどありませんでした。
私は卒業後、3年あまり地元の公立病院で病院薬剤師として勤務しましたが、当時は調剤といえば、病院などの医療機関の中にいる薬剤師のみの仕事で薬学部を卒業する学生も調剤を主にする業務をめざす人は少ないのが現状でした。
時代は変わるものですね。薬学部の中でも調剤部門はやや敬遠されていたのです。
ところで、みなさんは調剤薬局の職員さんの勤務時間はどれくらいとお考えですか?あまり関心がない?・・・そうかも知れません。
いろいろな調剤薬局さんがあり、スケールも<大>から<小>まで、職員の配置も様々ですが、私の勤務時間をモデルにしてみました。
私の任されている調剤薬局は、基本的にー薬剤師1人・事務職員1人で日々の業務を行うよう現状では指示されていますので、スケールとしては<小>ですかね?
毎朝、姫路バイパスの渋滞に巻き込まれながら、時には事故渋滞で山陽自動車道へ迂回することもあり、朝7時30分過ぎに、家を出てから、ドキドキしながら職場まで到達します。
朝から来られる患者さんのために準備を行い9時過ぎから処方せん調剤。午前の患者さんの流れが少し緩やかになるのは、14時頃でしょうか。わずかな時間の空き時間を使って(10〜15分くらい)昼食を済ませ、すぐに事務処理や患者さんのお薬の準備をを行います。
1時間と途絶えることなく、続けて、ゆるやかではありますが患者さんが処方せんをお持ちになります。夕方になって患者さんが増えてきて、業務が終了するのは20時〜21時くらいですね。休憩時間といえる時間は昼食時間くらいでしょうか。その他の時間は何らかの作業をしています。休めば・・・と言われる方がいて、休めばいいのでしょうが、休むと仕事が蓄積します。
自宅に戻るのは22時前でしょうか。そしてまた次の日、朝6時には起きます。
こんな感じの1週間、少し早い時間に戻れるのは、水曜日くらいですね。一般的には土曜日も仕事がありますので、週休1日です。あとは時々取得する休みと・・・。
休みの日は家の掃除などの作業に追われながら、わずかな空き時間を使いインターネットなどから知識の習得・・・年齢とともに忘れることも多くなりましたのでレベルアップとまでは言えませんが、とりあえず研修しています。
こんな参考にもならない私の1週間の流れです。
『みなさまにお薬などを正しく安全・安心に利用して頂きたい・・・』 それが私たちの願いです。