◆病名についての簡単な解説ー早めの予防・治療を!◆





過敏性大腸;下痢や便秘、腹痛などが慢性的につづく病気です。これらの症状は、大腸のはたらきや内分泌の異常によっておこるもので、大腸そのものには炎症その他の病変はありません。大腸が過敏になっているためにおこる病気です。過敏性大腸は、若い女性や更年期の女性に多くみられる病気ですが、近年増加の傾向にあり、頭脳労働者や学童、受験生などにも多くなっています。

潰瘍性大腸炎;粘液や血液の混じった粘血便で始まり、腹部全体か下腹部に限られた痛みがおこります。下痢、発熱、頻脈、全身倦怠感、関節痛などが現れることがあり、症状や経過はさまざま。厚生省特定疾患の一つ。

クローン病;消化管の粘膜に潰瘍ができ、いちばん外側の漿膜にいたるまで壁の全層がおかされて肉芽腫を形成します。また、病変部に管状の孔があいて周囲の臓器とつながってしまったり、病変が離れた場所に転移するのが特徴で、たとえば肛門に潰瘍や管状の孔がみられることもあります。厚生省特定疾患の一つ。













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