●市販薬の成分<便秘薬>

※ご相談の際に次のことをお伝えください。

・便秘はどれくらい続いていますか?

・腹痛はありますか?

・体重の変化はありますか?

・嘔吐などはありますか?


成分名薬物名主な働き
●刺激性下剤センナ、センノシド生薬センナの有効成分がセンノシド。大腸で腸内細菌の働きをうけてレインアンスロンという代謝物となって、これが、大腸を刺激してぜん動運動を高める。尿が黄褐色〜赤色になることがあるが、成分によるもので心配いらない。
ダイオウ、アロエこれらの生薬成分には、大腸を刺激するアントラキノンというものの誘導体が含まれるため、緩下剤としての効果が期待できる。
ビサコジル結腸や直腸粘膜の副交感神経を直接刺激することで、ぜん動運動を活発にする。
ピコスルファートナトリウム〈スイッチOTC薬)、フェノバリン大腸で腸内細菌の働きにより代謝され、その代謝物が腸のぜん動運動を促進し、薬の作用をあらわす。
●緩下剤マルツエキス麦芽糖を60%以上含み、その発酵作用によって腸のぜん動運動をよくする。乳幼児の便秘に用いる。
●塩類下剤重質酸化マグネシウム腸管内に水分を呼び込んで、腸管の内容量を増加させることで排泄を促す。多めの水と一緒にのむと効果的。
硫酸マグネシウム水和物
●膨潤性下剤プランタゴ・オバタ種子(皮)オオバコの一種。もともとインドで便秘治療に用いられていた植物。種皮が水分を含むとふくらむ性質をもつことから、多めの水とともにのむことで便を軟らかく膨張させ、腸に刺激を与えて排泄を促す。
カルメロースナトリウム
●浸潤性下剤ジオクチルソジウムスルホサクシネート界面活性作用により、便に水分を浸透させ膨張させて腸を刺激。多めの水で服用するのが効果的。
●浣腸剤グリセリン腸管を刺激してぜん動運動を亢進させたり、便に水分を浸透させ軟らかくして、便通をよくする。
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