7月6日

朝起きると早速ハルはここの孫達と遊びたがり、外に出て行ってしまった。なんとなくコミュニケーションをとれてしまうのが子供である。パン、卵、コーヒーの朝食を食べ、チェックアウト後いよいよカカドゥヘ。

宿の子供達と記念撮影

途中、Fogg Damという湿地に寄る。早速カワセミを発見。しばらく鳥見した後、先へ進む。ほどなくWindows on the Wetlandという、展示館のような施設があり、そこを見学後(入場無料)再びひたすらArnhem Highwayを走る。Highwayといっても片道1車線の舗装道路。だがしかし、ここには「速度無制限」の標識があるのである。ドイツのアウトバーンじゃあるまいし、他にもそんな道路があるとは知らなかった。(でもまぁたいていの車は100キロ〜120キロくらいで走っていた。)外を眺めていると、周辺の木はほとんど全てといってもいいほど、根元がみな焼けて黒く焦げている。それが永遠に続く。アボリジニの風習「野焼き」のためだそうだ。なかなか異様な光景だ。そのうち周りに奇妙な形の岩のようなものがたくさん見えてきた。蟻塚だ。ものすごいでかい物もある。

この大きさになるのに50年かかるという。

途中のドライブインでガソリンを補給し、朝B&Bにて作成したサンドウィッチを食べる。気温は高いのであるが、湿気が少ないので日陰に行けば涼しい。冷房なしでも苦にならない程度である。

車に乗り、次に気づくと、車はいつのまにか国立公園内に入ったらしい。(すみません寝てました。)日本語の小冊子をもらう。カカドゥ国立公園は、日本の四国ほどの広さを持つオーストラリア最大の国立公園。アボリジニの生活を示す貴重な痕跡や、2万年以上前に描かれたロックアート(岩面画)などが数多く残されており、自然とともに、貴重な文化財を残しているとしてにユネスコ世界遺産に指定されているということだ。

入園事務所から40キロほど走ると、本日の宿Kakadu Resortである。そこを通り過ぎて更に30キロ程行くと、公園内の最大の街(といっても小さい街だが)Jabiruに着く。ボワイカルチャーセンターに寄り、「Birds of Australia」等の鳥のガイド本を購入。普段だったら出発前に現地の野鳥ガイドを買っておくのであるが、今回は時間がなかったのと、このインフォメーションセンターには野鳥ガイドが売っているという情報をゲットしていたためこちらで買うことに。(39A$)このカルチャーセンターにはオーストラリアの生物などが展示されていた。公園内の道路の状態等もくわしく知ることができる。7月は乾季であるのほとんど通行可能だったが、これが雨季になると水没してしまう道路も多いらしい。ハルはボタンを押すと動物の鳴き声がする展示物にハマってしまい、しばらくの間ずっとそこで遊んでいた。

宿のAurora Kakaduに戻ってチェックイン。我が家はコテージに泊まったが、キャンピングエリアもある。(この宿はインターネット特別割引料金が設定されていた。1コテージで一泊1万円くらいかな?)敷地内にワラビーがはねていたので、早速ビデオで撮影。ハルはホテルのプールに早速行きたがる。結局、やつは滞在中毎日プール三昧であった。夕食はホテルのバーにてステーキのオープンサンドウイッチを食べた。

休憩中みたエミュー。

これが「速度無制限」の標識

奴はどこでもプールが大好き!

つづく