7月7日

朝食はレストランのバイキング。コテージにはキッチンがついてないので自炊不可能だから仕方ない。車に乗り、マムカラバードサンクチュアリへ。旦那にとってはここが旅の一番の目的だったといっても過言ではない。鳥見のための観察台に行く。思ったより閑散としているように見える。もっとウジャウジャ鳥が群れてるのかと期待してたのだが・・・。カモの群れをハルは興奮気味で見ている。蛙の子は蛙か?でも私にとっても見たことのない鳥だらけなのでけっこう楽しめた。

一日に何度か国立公園のレンジャーがガイドしてくれるツアーがある(無料)ので参加してみた。トレイルを歩いて湿地帯の近くでガイドの話を聞いていると、(といってもガイドの英語はほとんど聞き取れなかったのだが)でかい蚊がブォーンと飛んできた。奴らにとっては人間がワサワサやってきて、格好の餌食が群れているように見えるのだろう、どんどん集まってきた。私はすかさず常備していた虫除けを塗り捲る。が、隣にいたでかいおっさんは無関心で話に聞き入っている。するとどんどん蚊がおっさんの腹や手や背中に集まってきた。この蚊はけっこう刺されると痒いのだ。おっさんに群がる蚊の方が気になって、ガイドの話はどーでもよくなってしまった。白人って皮膚の感覚が鈍いの?(偏見だったらすみません。)

ホテルの庭で飛び回っていた

その後、ハルも疲れたようだし我々もヒヤリングにも疲れたので(炎天下だったしね)、レンジャーウォークは挫折しJabiruへ行くことに。しかし小さな街でレストランも見当たらず、カフェでチャーハンや中華炒めなんかを売っていたので食べることに。ここのところ、あまり食欲のなかったハルがモリモリ食べるのを見て、あんたもお父ちゃんと一緒で、米じゃないとダメなタイプなのね・・・と納得。

ホテルに戻るとすかさずプール。気候が乾燥してるので、ちょっと水に入ると寒いくらいだ。のんびり昼寝をして(ハルは保育園児なのでいまだに毎日昼寝をする。海外へ行こうとそれは変わらない。だから昼寝の時間を旅行に組み込まなくてはならない。)再びマムカラバードサンクチュアリへ。夕方になっても鳥の密度はあまり変わらないようだ。

旦那が鳥に見入ってしまって動こうとしないので、(いつもこうだ!)ハルとこっそり夕日を見に行くことにした。駐車場に戻り、車に乗り込む。5キロほど走ると、一面大平原にまさに夕日が沈もうとしているところだった。日本には地平線まで何もないような場所がほとんどないので、こんなの見られない。海に沈もうとしている夕日だって、たいてい水面近くには雲が現れてしまうのだ。だがしかし、ここカカドゥの夕日は雲にさえぎられることもなく、正しく地面に沈んでいったのであった。

見よこの夕日を!ハルも夕日に興奮

急いで駐車場に戻ると、憮然とした顔で旦那が歩いてくるのに遭遇。ヒッチハイクするか歩いて帰ろうとしていたらしい。突然いなくなって心配するというよりは、私が自分をおいてとっとと帰ったと思うあたりが旦那らしい。(その通りなのだがね!)

コテージに帰ると、明日予定しているイエローウオータークルーズの船の予約をする。電話で英語を話すのはキンチョーするのであるが、無事予約できた。夜はホテルのレストランのバイキング。(旦那もハルも大味の洋食に、食が細い。)

つづく