7月8日

朝食はまたホテルのバイキング。ハムやパンで昼食分のサンドウィッチをせこく作成してしまうあたりが、悲しい主婦の性なのだ。ホテルをチェックアウトし、ガソリンを補給。(ガソリン補給といえば、ちょっと昔はアメリカあたりでレンタカーを借りると自分でガソリンをいれなくてはならなくてビビッたものであるが、今は私も家の近所のセルフのスタンドを利用してるので、そういう思いはしなくてすむようになった。)

カカドゥ国立公園の重要な世界遺産でもあるノーランジーロックに近づいてくるにつれ、巨大な赤茶けた岩壁が見えてきた。トレイルを歩きながら壁画を見る。中には2万年前に描かれたものもあり、世界で最も古い壁画の1つだそうだ。
ここの壁画はX線画法と呼ばれ、人間や動物の骨格や内臓の位置を透視するように描かれたもの。これは、どの部分が急所だとか、食べられるとか、薬に使えるといった狩猟採集の知恵を伝えるためのものだそう。

上部に見えてるのが伝説の「かみなりおとこ」

その後、近くの湖に行ってみる。のんびりバーベキューをしているキャンパーが数人いるだけで、静かな場所だ。しかしここも鳥はまばら。もう少し雨季が近づくと、鳥も増えるのか?少し走り、本日の宿Gagudju Cooinda Lodgeに着きチェックイン。このエリアにはここしかホテルはないため、けっこう満員で値段もそれなり。しかしリバークルーズのチケットもここで販売しており、送迎もしてくれる。

コテージはここもキレイだが、キッチンなしは変わらない。また自炊は出来ないねぇ。(ということは米は食えない!)さっそくハルはプールプールと騒ぎ、その後昼寝をしてからいよいよイエローウオータークルーズへ。

これから船にのります

ホテルの前から出るバスに乗り、桟橋へ。まだ日差しは強く暑い。が、夕方なのでだんだん涼しくなるだろう。映画「クロコダイル・ダンディ」で有名になったオーストラリアのワニ。この川には野生のクロコダイルがたくさん棲息している。さっそくワニを見つけ、興奮する乗客達。船を運転するのはガイドも兼ねたお姉ちゃん。船は野生の生物を見つけると、それに近寄って行き、ガイドの説明をうける方式で進む。野鳥も多い。暑いのもあってハルのご機嫌は悪かったが、前列に座っていたオージーの少年がハルにかまってくれ、またもやなんとなしにコミュニケーションをとっている。ハルも恥ずかしそうに「クロッコダィル」などと発音していた。暑かったが野生動物も多く、なかなか充実したクルーズであった。

ワニはマジで恐かった

夕食はホテルのバーでバイキング。相変わらず旦那とハルの食は細い。

つづく