Downtown, even in the rain
雨のダウンタウンをゆく

 

 バンクーバーは治安の良い街だと聞いていましたが、まったくその通りだと思います。ホテルやショップが集中しているダウンタウンと呼ばれる繁華街は、深夜を除いてあまり心配は要らないようです。もちろん、一般的な注意事項を守っていれば、という前提つきで。

 さて、ホテルの向かいにはSTARBACKS(コーヒーショップ)。日本でもおなじみですが、こっちはコーヒー1杯の量がハンパじゃない! 日本で言うところの「コーラLサイズ」のカップに、なみなみと注がれてきます。

 Robson Square(ロブソン・スクエア)はクリスマスの名残?の電飾がとてもきれいでした。その傍らの池で、カナダっ子がなんとジャブジャブ水遊び・・・雨の中、狂ってるとしか思えません。そうでなくてもカナダ人は、雨が降っても殆ど傘を使いません。みんな濡れながら歩いてる。絶対ヘンだよカナダ人。

 フライ&ルアーフィッシングのショップ「Hanson's Fishing Outfitters」には日本人の店員さんがおり、しばし釣り談義(日本語です)。カナダらしいお土産はないかと聞いたところ、カナダ製のフライタックルというのはあまりなく、ランディングネットやフライボックス、Tシャツ、キャップが売れ線とのことでした。サーモンフライ(注:食い物ではない)の刺繍が洒落てるTシャツ(C$25)を購入。

 Pacific Sentre Moll(パシフィック・センター・モール)には何度か足を運びました。雨が降ってるから、つい入ってしまうんだよなぁ、地下街。日用品からカジュアルウェア、化粧品やスポーツ用品など、あらゆるジャンルの店がテナントとして入っています。ちょうどセールの時期だそうで、どの店も30−70%OFFの看板を掲げてました。Eddie Bauer(エディー・バウアー)でデイパックC$39を購入。ミネラルウォーターやちょっとした菓子などもここのスーパーで買いました。ちなみに、1つ東側のグランビル通りにあるドラッグストア(というか巨大コンビニ)「LONDON DRUGS」には、大概の日用品が揃ってますので参考までに。

 バンクーバーには和食の店が何軒もあり、特に寿司が美味いことで知られています。中でも有名な「亀井ロイヤル」は規模の大きい店で、300人ぐらい収容できるそうです。店員はみな東洋人(店の方針だと思う)ですが、カンペコな日本語を喋る人(というか日本人)から、アメリカ映画に出てくる日系人みたいなひとまでさまざま。さっそく握り寿司、サーモン巻き、BCロール(BC=バンクーバーの属するBritish Colombia州の略。)、鍋焼きうどん(ハル用)を注文。BCロールは、言うなれば「鮭親子巻き」です。本場のサーモン、イクラの握りもさすがに美味かったですね。
 で、うどんを食って満腹のハル殿様、いつものようにモヨオシて参りました。ホントわかりやすいよな、こいつの消化器官は。
「いやーもう、すんげーウ○コ! 背中までベットリ!!」
 オムツ交換で2人が席を立っていた間に隣に来たカナダ人カップル、2人が帰ってくるやいなや、あわてて席替えしたのには笑えました。これってオレ達へのあからさまなイヤミなんだけど、いちおうバンクーバーでは高級店の部類だし、うるさいガキの隣じゃイヤだろうなそりゃ。なお、カナダ人はレストランなどでの子供のマナーにうるさいそうなので、日ごろファミレスで子供を放牧してる保護者の方は、ツマミ出されないように気をつけた方がいいかもね。
 寿司屋はもう1軒行きました。「壱番館」は回転寿司の店で値段が安く、カナダ人の若者で溢れていました。シャリの炊き加減は「亀井」と比べていまいちだったけど、C$30で満腹になったから許す。

 カナダでは、レストランをはじめ不特定多数の出入りする場所はほぼ100%禁煙なんだそうです。もちろんエア・カナダの機内も「カナダの法律に基づき」全面禁煙。これは子連れファミリーにとって嬉しい限りです。が、歩きながらタバコをふかしてるカナダ人は結構いました。屋外で飲酒は御法度のくせに。

 それにしても、雨の中、ハルを抱いて傘を差して歩くのは容易なことではありませんでした。カナダ人はみなベビーカーに雨用のカバーを被せて転がしてました。こんなことならキャリアを持って来るんだった・・・と後悔する我々。そこでひらめいたスンバラシイ方法がコレ↓。うまい具合にザックに収まってくれました。こうして見ると・・・オレたちもかなりヘンだ。ははは。

 ロブソン通り周辺には、観光客相手の土産物屋が軒を連ねています。でも「これだ!」というものはなかったなぁ。仕方なくSalmon Village(サーモン・ヴィレッジ)でスモークサーモンを買って実家への土産に。カナダといったらサーモンとメープルシロップ、でいいんだろうな、きっと。なお、殆どの土産物屋には日本語を話せるスタッフがいるところを見ると、やっぱり日本人はカモなんだなと思わずにはいられません。

 毎日(と言っても3日間だが)立ち寄ったのが、ブックストアChapters。なんてったって23時まで開いてるのがグー。そしてネイチャー関係の本が充実してるのがさらにグー。店内にはスタバがあり、立ち読みフリークにはこたえられない空間でしょう。ここでオレ様用に鳥関係の本、ハル様用にエルモのパンフレットと「TOY STORY2」(もち英語)のビデオを購入。

 子連れにはイイかもってお店は、グランビルアイランドにあるKid's Only Market。子供用品専用店。子供が遊べるスペースや、子供服、おもちゃなどいろいろあって楽しかったです。ここでパズルとREGOブロックを購入。
 ただしグランビルアイランドへ行く道はかなり難しかったので(何度も迷ってぐるぐる、、、。)バスやタクシー、はたまたフェリーで行った方が無難かも。グランビルアイランドは、バンクーバー版ウオーターフロント開発ってところ。マーケットや、アウトドア店、はたまた地ビール店などがあったらしいんですが、豪雨(地元の人は「嵐」と言っていた)のため、この店のみで退散となりました。


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