Saipan Beach Selection

 今回、やませみ家が訪れたビーチは5カ所。「マイクロ・ビーチ」「マニャガハ島」などの有名観光スポットを完全無視し、レンタカーの機動力をフルに生かして回ったマイナー・ビーチを独自に評価。

 

オブジャン・ビーチ Obyan Beach ナマコ度=なし おすすめ度=★★★★★

  

 見よ、これがオブジャン・ビーチだ!! この美しいビーチを我々家族だけで貸し切り状態。水はまさしくコバルトブルー、ナマコゼロ!
 レンタカーデスクで貰える地図を頼りに行けば到着できるが、入り口にある小さな「OBYAN BEACH」の看板を、「『オブヤン』? 違うじゃーーん」といって見過ごすと永遠にたどり着けない。Yを濁音で発音することに気づいて分岐を右に入り、坂道を下ってトーチカが見えたら正解。
 なお、この分岐をそのまま直進していくと、半島を横断して、あまり行くチャンスのない東海岸を臨むことが出来るが、なぜか道の両側は「DANGER」で「KEEP OUT」ということになっており、不用意に踏み込むと何があるか判らないのでお勧めしない。最後は工事現場みたいなところに出るが道は先へ続いている。誰か調べてきてくれ。

 

ラッダー・ビーチ Ladder Beach ナマコ度=推定★以下 おすすめ度=★★★★

 前述のオブジャン・ビーチの少し手前(西側)にある、岩場に囲まれたこじんまりとしたビーチ。人がいなければさぞかし美しいだろうになぁ・・・と思ったが、あろうことか日本から来たというCM撮影隊に独占されており近寄ることすらできず。おまえらのビーチじゃねぇんだぞバーカ。崖上からカメラを構える僕に、スタッフから「ダメ出し」があったが、シカトして撮ったのがこの写真。綺麗でしょ。
 悔しさついでに、その撮影状況を少々。浜辺には巨大な100円玉のレプリカが置いてあり、「はじめ人間ギャートルズ」的イメージ。清涼飲料水かなにかだと思うぞ。後になって「もしかしたら有名人がいたのでは」とMに指摘され、少し悔しい思いをしたのだった。これこそまさに300ミリの出番じゃんかーー(吠)。

 

ランディング・ビーチ Landing Beach ナマコ度=推定★★★★以上 おすすめ度=★

 ススペ〜サンホセあたりの海岸の通称。文字通りアメリカ軍が上陸を開始した浜辺なわけで、沖合には上陸用舟艇(あるいは戦車)の残骸が。野球場の向かいあたりから入る。公園や遊歩道が整備されていて、散歩するには良さげ。
 しかし、一目見て水質がよくない(湘南レベルか)のが判ったので、まったく泳ぐ気にもならなかったというのが本当のところ。しかもオレのナマコセンサーにビビッと来たので間違いない。ヤツはいる・・・。

 

ホテル前 ナマコ度=★★★ おすすめ度=★★

 
 具体的には「ランディング・ビーチ」の南端に位置するホテル前のビーチ。
 ホテル前ビーチの良いところは、タオルやマリングッズをレンタルでき、パラソルがあり、海から上がった後すぐにシャワーを浴びられる点。子連れだと特にパラソルがありがたい。僕は日本からマイ・スノーケリングセットを持参したが、ここでは宿泊客はカヤックやウィンドサーフィン、スノーケルなどの道具を無料レンタルできる。

 

パウパウ・ビーチ Pau pau Beach ナマコ度=★★★★★ おすすめ度=★★★

 
 ホテルニッコーサイパンを過ぎてすぐの細い路地を入ったところのビーチ。木陰もあり、地元の人たちがのんびりとバーベキューを楽しんでいたりする。リーフの際まで距離があるので波もなく、子供を遊ばすには最適。
 ただしナマコの多さは特筆モノで、3,40m沖合あたりからは「ザ・ナマコ天国」である。別に害はないと判っていても、足の踏み場もないぐらい群れていると気色悪い。天下のニッコーサイパン前にこんなにナマコが蠢いていて、客からクレームが付くのではないかと思ったら、超高級ホテルのプライベートビーチでは従業員がせっせとナマコ除去をしているらしい。ここのナマコ密度の高さは、そうやってかき集めたナマコをすぐ横のこのビーチに再放流しているからではないか、という推測も成り立つ。
 なお、遠浅のためかなり沖合まで行けるが、調子に乗って行き過ぎると「バナナボート」に頭をハネられるので気を付けたい。

 

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