ハル殿様、場ヶ原をゆく

2000.7.1

 前夜の天気予報は見事に大ハズレ、奥日光は絶好の行楽日和となりました。赤沼の駐車場に車を置いて出発です。しばらくは木道を歩きます。殿様専用のトレッキングキャリアの使い勝手もなかなかヨイらしく、鼻歌フンフンでゴキゲンのもよう。

 

 湯川に掛かる青木橋を渡ります。戦場ヶ原のトレッキングコースは、殆どの行程が湯川に沿っています。ここでいったん休憩です。殿様はすかさず「めしーめしー」と吠えられ、通りすがりの心優しい御夫婦から「まんぢう」および「くっきぃ」を頂戴いたしました。殿に代わり御礼申し上げます。

 

 川面を見つめて何を思うかHAL殿様。立派なフライフィッシャーになってくだされ・・・お!ライズ!! ライズですぞ、殿!

 

 すると殿様、今度は自分で渡りたいと申されました。後ろで見ているピーチも、カメラを構えるワタクシも、川に落ちるんじゃないかとヒヤヒヤもんです。しかしそんな保護者の心配をよそに、殿様は無事渡りきりました。

 

 ひそかに釣り竿を隠し持っていた保護者約1名、殿様の目を盗んで釣り場へ急ぎますが、休日の川はすでにたくさんの釣り人で入る余地なし。トホホ・・・。それにしても、ここのロケーションは素晴らしいです。

 

 全行程4.5キロの最後を締めくくるのは、大迫力の湯滝。水しぶきが天然のクーラーよろしくハイカーを冷却してくれます。殿様も大満足で、「もっと見せろ〜まだ帰らんぞ〜!」とワガママを申しておりました。この後、沼田インター近くの温泉センター「望郷の湯」で汗を流し、御満悦のHAL殿様でありました。