与那国は遠かった…2

(2002、下北半島旅行)

9月6日

オーシャンビューの宿の窓から見ると、外は雨。ガックリ。朝から激うまのイカソーメンに再び舌鼓をうち、雨の中出掛けてゆく同宿のライダーをひやかしつつ、出発の準備。いつゲロるかわからん子連れ旅、無理な行程は組めず、今日は下北をのんびりまわることにする。
奥薬研温泉夫婦かっぱの湯(無料)→恐山へ。恐山入山500円、かなり悩む。
「ハルはおじぞうさんがみたい。入ろうよぉ。」
「うちはお金持ちじゃないんだからね、ここはお金持ちしか入れないんだよ。」
などとゴマカシつつ、でも結局突入。ホントは恐山内の温泉に入りたかったんだけど、工事中(涙)。何故か、石仏を見て、ハル大喜び。
なぜか大仏と喜ぶハル

→湯野川温泉(300円)→大間町の本州最北端の碑へ。ここまで来ると海は荒れ、風は吹きまくり、根室チック!さいはて度アップ。今日の宿は本州最北端とうたっている「海峡荘」。(実際は民宿が3件ほど並び、最北端度を競っていたが。)そして、本州最北端の温泉、「海峡保養センター」(370円)へ。(この町は本州最北端だらけである。)ウチの息子は3才にして温泉フリークで、「お外の温泉がいいぃ。」だの、「つめたい温泉があるところがいいのぉ」だの、うるさいんだが、そんな息子を無視し、両親はひたすら湯につかる。ハルはさすがに本日3度目の温泉、水(湯)遊びのみ。
大間というと、マグロの一本釣りである。この宿でも冷凍モノではない生っ粋の大間のマグロを食べられ、またもや満足!日本の海辺では、民宿がいいっすよ。私はそう思います。

本州最北端うまぁ!

9月7日

まぁた、雨。時々曇り。大間港に行ってみる。NHK連ドラ「私の青空」のロケ地マップはたくさんあったが、「鉄腕ダッシュ」のTOKIOの長瀬君の船は見つからない。地元の子連れの女性に聞いてみたら、その船は漁に出てるのでは?ということであった。ミーハーな質問するのはめっちゃ恥ずかしい・・・。
「ハル、でんしゃにのりたい!」という息子のため、むつ市の大湊駅から大湊線に乗る。が、快速だったため、すごい勢いで走りあまり情緒がない。ちなみに私は、真冬に東北フリーキップで下北を訪れたことがある。その時は各駅停車で、車窓からの荒涼とした景色に感動していた。やっぱ寒いところは寒い時期がいいのかもなぁ。(真冬の北海道の列車の旅もとてもよかった。でも私は鉄ちゃんではない。)
20分ほど乗り、ハルも満足げ。駅にレンタカーで先回りしていた旦那にピックアップしてもらい、友人に教えてもらった「おからドーナツ」を食べにゆく。(ここは豆腐屋で、豆腐もおいしかった。揚げ立てのドーナツ美味しい!日持ちしないのでおみやげに出来なかったのが残念。)
おからドーナツ、どーぞ

ハルが車内で昼寝を始めたので(コレ、毎日必ずあることなんで時間の使い方が難しい。起こすわけにもいかないしねぇ。)そのまま野辺地を通りぬけ、夏泊半島へ。道路から海が近い。バイクで走るなら、こっちの方が楽しそう。
その後野辺地に再び戻り、スーパーへ。帰り道でもおとずれるであろう、お子ちゃま飽き飽き攻撃防止に、ブロックを購入。車を返却し、列車にて浅虫温泉。ここで温泉に入りつつ、時間をつぶす。青森湾に夕日が沈む頃には晴れてきた。
浅虫温泉→青森駅へ。待ち合い室にて先程購入したダイヤブロックトーマスシリーズのヘンリーを作成。ゴキゲンでブロック遊びの息子。ブロック攻撃成功である。
寝台特急「はくつる」、初のブルートレインだ。
大喜びのハル

ベット、せまい。フェリーの寝台よりも。3つベット取ってて正解だった。親の心配もよそに、大ハシャギのハル、とっとと就寝。すばらしい。そしてそのまま朝までぐっすり寝ていた。すばらしい。ガタゴト揺れる列車に、ビールの酔いがまわり、親も早めに就寝。
6時15分、起きると、もう大宮到着。日曜7時半からの、「忍風戦隊ハリケンジャー」の放送に間に合い、ハル大喜びで旅は終わった。

・・・・・本州最北端もいいけど、やっぱり日本最西端に行きたかったなぁ。

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