内山牧場キャンプツーリング2002.6.8-9

 

 

超ひさびさにツーリングに参加することにした。どの位ひさびさかというと、このHPの前のツーレポが去年の8月となっているから、約10ヶ月ぶりっつーことだ。ましてや、バイクでキャンプなんて、妊娠発覚前にしたっきりだから、いつぶりなんだ???

前の日からそわそわ準備にあけくれる。一人用のテント、コッヘルにヘッデン、バイク用の雨合羽はほこりをかぶっている。ブーツに肘パット&膝パット。あ、そうだそうだ、工具も積まなきゃ。林道ツーリングというと、たいていパンクとか、コケて負傷とか、アクシデントがつきものなので、工具は必需品である。でも私はぜーんぜんバイクの整備は出来ないんだけどねぇ。

「お父ちゃん、お父ちゃん、工具工具。どれもってけばいいの?」

「えー・・・。(眠そうに)適当にもってきなよ、てきとうに。」

「適当って、わかんないよ。どれ???」

「えー。だってK山さん、一緒なんでしょ?(K山さんという人は整備のプロ)だったら、平気だよ、平気。」

「平気じゃないよー(怒)!」

「だって、T田さんもいるんでしょ。だったら奥さんのバイク、同じチューブレスだし、きっとパンク修理キット持ってるよ。大丈夫、大丈夫。」

旦那はつれない。他人に依存してるなぁ。ま、いいか。なんとかなるっしょ。

翌日は快晴。真夏日。早起きした旦那とハルが、社宅の出口まで見送りにきてくれる。しかーし、やはりハルはぐずりだした。「だっこ、だっこ」攻撃である。あー、こうなると、辛いんだよなぁ。ツーリングやめちゃおうかなぁ・・・でも、もう待ち合わせの場所に行くって言っちゃったしなぁ・・・。と、ぶつぶつ考える。が、やっぱり今回は行かせてもらおう!旦那にハルを託す。すまん、ハル。

集合場所に着くと、ぼちぼち仲間が現れる。オフロード車、オンロード車、バラバラである。爆音を響かせて現れるハーレー野郎もいる。ああ、あんたらと仲間だと思われたくないよ(笑)。今回は、旅先で知り合った人達をさそいあって再会を喜ぶという趣旨のイベントで、現地集合、現地解散となっている。オフ車集団は、途中のミカボ林道経由で行くことになった。

某ハーレーの積み荷。「たすけて」シール付きナンバープレート。フライパンがおしゃれ。

 

関越の本庄児玉ICで降り、途中ガソリンを入れ、コンビニでお昼を買い、山を目指す。木々の緑がまぶしい。ミカボ林道は、フラットなダートで林道の高速道路みたいなもんなんで、恐怖感はなし。ワクワクする。ああ、これよねぇ、やっぱり。各自好きなペースで走って、途中でお昼休憩。その後、山を下り、下仁田の町にて買い出ししていくことに。時間は早くも3時前だ。

「豚汁が食べたいよぉ。」

というK山氏の一言で、今夜のメニューは豚汁に決定。

「ご飯炊くのめんどくさいよねぇ。」「いいよ、うどん、入れちゃえば。」「下仁田といえば、こんにゃくだね。」「腹にたまるようにイモ入れよう。」「じゃ、冷凍里芋あるからこれでいいや。」「だぁめぇ!おれ、里芋きらいなの!」

などといいつつスーパーを徘徊。ファミリーキャンプと違って、装備も最小限だし、めんどくさいので料理はいつも簡単になる。お!食玩コーナーにトーマスが。これは初めてみるやつだ。よし、ハルにおみやげだ。ツーリングは楽しいんだけどね、やっぱりハルと離れてると、母ちゃん寂しいんだよねぇ・・・。

その後お酒も買って、本日のキャンプ地、内山牧場へ。ここは広い芝のキャンプ場で、バイク&テントで1000円。お風呂も敷地内の山荘で入れる。(550円)風呂は普通の内風呂のみであったが、貸し切り状態だったのでゆっくり入れました。テントを設営し、ビールを飲みつつ夕食の準備。テーブルもないので、地面にじかに座り、野菜を切る。「なんか、おままごとみたいね。」とは、T組長夫人の弁。

バイクキャンプで便利な裏技:牛乳の空きパックを解体したものが、かさばるまな板代わりに便利。(すいません、おまり役には立たない裏技でした。)

空が青いねぇ。

そうするうちに続々と人が集まり、総勢40人くらいのテント村が出来る。久しぶりの顔もあり、初めての人もいて、楽しく酒が飲めました。夜半に雨がポツポツ降り出す。ふと周りを見ると、残っている人は6人くらいになっている。ライダーキャンプには、タープなんてシロモノもないので、濡れるしかないのである。

「雨だからさぁ、前室の広いテントに入らせてもらおうぜぇ。」「Y森さんの、広いよ。」「おお、いいねぇ。」などと言う人につられ、他人のテントを襲撃。1.5畳位のスペースに、6,7人入り込む。いやぁ、バカだねぇ。(実に楽しかったです。襲撃してしまった方、すいませんでした・・・。)

翌朝は、雨もやみ、空は真っ青。360度のパノラマの景色。雪の残るアルプスの山々も見える。今回は0歳子連れファミリーと、1歳子連れファミリーも参加していた。キャンプの準備におわれながら赤ん坊をあやす彼らを見ていると、2年前の自分たちを思い出す。やっぱり大変だよねぇ。でもだんだん楽しくなるよー!

右は本日集まったセローの集合写真。

今日は早く帰ってハルを公園に連れて行ってあげよう・・・と、とっとと撤収して帰宅準備。国道254をひた走り、吉井インターから高速に乗ることに。もうちょっと下道でがんばろうと思ったんだけどね、町中走るのかったるいしね。もうクラッチにぎる手も痛くなってきちゃったしね。途中上里SAにて、リポビタ○Dを一気飲みし、眠気をさまし、一路自宅へ。高速は強風注意の表示が出ていて、横風がびゅーびゅー。雨よりも何よりも非力なセローで怖いのが、風だ。フラフラ揺られる。怖いよぉ。ここでコケたら、即死だよー。まだまだ死にたくないよー。80キロくらいでちんたら走る。バイクで高速を走行してるのって、割と暇なんですよ。クラッチもブレーキもそのまんまだし、まっすぐ走ってるだけだしね。今までは大声で歌を歌ったりしていたものだが、今回はこのレポートの文章を考えながら走っていた。そしたらあっというまに降りるインターへ到着ぅ。

自宅に戻るとハルが迎えてくれました。お父ちゃんと楽しくやっていたようです。一休みする間もなく、公園で遊んで、帰宅後はサッカーの日本VSロシア戦。燃えた一日でした。

ロシア戦、勝利!