典型的な小田ワールドのような気がします。詞から状況は、よくわかりません。別れることになった2人がいることは確かなんですが、わかっているのはそれくらいです。
でも、いきなり「もう終わりだね」で始まって「さよなら さよなら さよなら」と連呼され「白い冬」とくれば、もうお膳たてばっちりって感じです。小田さんの透き通る声がまた、ぴったりきます。これまでは、小田ワールドに「はまるもんか」という感じだったのですが、最近はぴったりはまって、この曲も「とってもいい」と感じます。
何度となく繰り返される「さよなら」という言葉が、共感できるのかもしれません。
人のことは知りませんが、この詞のように「今日で終わり」という日を一緒に過ごすってこと、あるんでしょうかね。たいていは自然消滅、自分で勝手に身をひくという感じなんで、「さぁ、お別れ」ということを、知らないような気がします。
「まるで今日のことなんて思いもしないで」という詞がありますが、まぁだいたいそんなものでしょう。楽しく過ごしているときは、それが壊れるなんて夢にも思っていないでしょうから。(乏しい自分の経験を最動員しても、よくわからないです。)
この曲は、あーだ、こーだ言わずに、小田ワールドに浸ればそれでいいのかもしれません。