ネットランナーとの出会いというのは、いろいろあるのですが、神戸港島通信RCのメンバとオフで一緒に走ったのが、5月末に開催されている「花博8時間リレー」で、4年前のことでした。その8時間リレーがなかなかおもしろくて、同じ年のこの時期にある「すいた 共生・共走・平和リレーマラソン」にもエントリーしました。
花博8時間走のほうは、他の大会と日程が重なったり、わたしも「かぎろひ132キロ」のスタッフに行ったりと、最近はチームでエントリーできていないのですが、こちらの「吹田」のほうは、なんとなく恒例行事になって4年連続のエントリーです。
メンバは港島通信のメンバを中心に、毎年、走快ねっとRCから助っ人で参加していただいています。(この助っ人がまた、強力なんですよね、毎年。)最初の2年は熊懐さん(くまさん)、去年は変衆長さん、そして今年は、浜ちゃんです。くまさんは(最近はねっとではあまりお見かけしませんが)、とにかくずっと走っている人、変衆長は、とにかく速い。ずっと速い。浜ちゃんもずっと走っている人。
それから、これはあまり大きな声では言えませんが、飛び入りメンバーも参戦しています。この飛び入りランナーがまた心強くて、同じメンバでのリレーには随分と刺激になります。
今年は、カントクさん、亀さん、スポックさん、浜ちゃん、飛び入りにパルさん、そしてわたしの6人ですが最初からの参加が、カントク、亀さん、浜ちゃんの3人ということで、受付やら設営やらで、随分とご負担をかけたのではと思います。ありがとうございました。(走るほうは、全然、負担でなかったみたいでしたね。)
わたしはというと、この日にちょっとしんどい仕事が入って、それを済ませて、一度、戻って準備をして、吹田に着いたのが、9時半頃でした。ちょうど応援に、走快ねっとの、さぼてんさんが来てくれていました。賑やかで楽しかったです。そして、少ししたら、「陸上deナイト」帰りの、ひびさん、Frunのくりりんさん、ドナルドさん、はやさんが表敬訪問。みんな走ってくださるのだとばかり思っていたら、ご訪問だけでした。いやぁ、もったいない。でも、ありがとうございました。
「すいた 共生・共走・平和リレーマラソン」といのは、共同作業所の「ぷくぷくの会」が主催。「平和」をテーマにされていて、被爆者の方のお話を聞いたり、平和のメッセージを寄せ合ったりしています。プログラムには広島市、長崎市のそれぞれの市長からメッセージが寄せられています。
1周500メートル、(野球のグランド2面)を12時間リレーでつなぐということ以外にルールといえば、1周は車椅子か松葉杖、アイマスクのいずれかで走るというだけです。1チーム、何人でも可なので、そもそも周回を競うものではありません。
去年は、速い変衆長さんにひっぱられて、みんな走る、走る、走る、、、、で、285周。チーム記録となりましたが、わたしたちのチームより上をいったのが、人海戦術で夜中以外は1周交代で高速で走ったチームだっただけに、ちょっと悔しさがありました。(これが後々の勝負をかけた最後の1時間の伏線です。)
4年前に初めてエントリーしたときには、たくさんのチームがエントリーしていましたが、去年、ぐっと減って、また今年も減って10チーム。ちょっと淋しい気がしましたが、走る側からすれば、静かに走れて、なんとも贅沢でした。
わたしが合流したときには、みんなすでに20周、10周と走っていて、ようやくわたしの番というとき、「すみません、トイレ〜」で、また替わってもらって、ようやくわたしの番。何周くらいしたらいいのかわからないけど、走ってて、気持ちがよかった。この日はちょっと涼しいこともあって、風が心地いい。いつまでも走っていたいくらいだけど、でもやっぱり走っていたら、暑いので無難に10周(5キロ)で交代。1周3分10秒くらいで、走りました。これくらいだと、気持ちいいはずです。
そうしてスポックさん、パルさんも合流。フルメンバーです。
わたしは、自分が走ったあと、仮眠をとったのでその後の走りがどうだったかは、まったく記憶なしですが、この間、みんな相当、頑張られたのでしょう。ごくろうさまです。
1時間の仮眠のつもりが、長くなって、順番も全然、理解できていなくて、ぼーっと起きてしばらくしたら、わたしの番でした。身体が起きなくて、全然、走れないかなと思ったら、そうでもなくて、またまた気持ちよく10周。この時間になると、仮眠をみんなとるので、起きているのが自分だけになると、とっても不安になります。
「だれも起きなかったら、わたし、ずっと走っているんやろうか?」と。
幸い、わたしのあとのスポックさんが、とっても走りたそうに起きてられたので、キリよく10周で交代です。
それにしても港島通信のメンバは、襷をもったら放そうとしません。ほんとに困った?人たちです。
そしてまた、わたしは再び仮眠。いえ、こうなったら仮眠とは言わず、本格的な睡眠です。外にシートひいてそこで眠るなんて経験、そういえば、こういうときしかできませんもんね。これもまた、この大会のいいところです。わたしが眠っているあいだ、パルさんは28周も走られたときがあるとか。ありがとうございます。
再び、わたしが起きて、次、わたしかなぁ〜と思っていると違ったみたいで、ほっ。すっかり身体が眠っているから、ちゃんと走れるかどうか不安だったから。
そうしているうちに、なんかチーム内が騒々しくなって、何かと聞いてみると、2位と5周差でトップとのこと。去年の人海戦術での敗退があるだけに、1位にはこだわりたい。そして、ライバルの2位チームはというと、実質1人。(これはあとでわかったことですが、1人で参加で、ボランティアとのチームに合流したようです。)
まぁ、1人に6人(男4人?)で畳み掛けているのですが、そういうことはとりあえずおいておいて、5周差をセイフティリードにするために、おとこたちの戦いが始まりました。おんなたちは、そんなおとこたちを横目でみて、楽しんでいました。
おとこたちのネックは、車椅子、松葉杖、アイマスクタイム。謀議の結果、もっとも時間ロスの少ないアイマスクを選択。カントクがアイマスク、それを亀さんとパルさん(スポックさんだった?)が伴走してクリア。タイムロスは最小限でした。
そしてその後は、浜ちゃんとわたしも含めた1周戦術。それにしても500メートルを全開で走るのは、しんどいです。ゆっくりしか走れないわたしには。なんといってもノリノリは亀さん。速い、速い。それに、なんとか先を越されないように謀議をするおとこたちは、とっても楽しそうでした。
周回チェックは8時まで。8時からは、主催の「ぷく ぷくの会」のメンバと、ピースリングをもって一緒に周回します。ここでも亀さん、ぷくぷくのメンバを引きずって、抜いて、抜いて、抜いて、1位。一番が好きな亀さんです。
8時15分、この時間は広島に原爆が落ちた時間です。1分間、ダイインして、終了です。
閉会式は、歌をうたって、各チームから平和のメッセージが読まれ、成績表の授与。大会の趣旨で、どこが1位ということはいいませんが、やはりたくさん周回できたということは気持ちのいいものです。チーム名がいつのまにか「神戸港湾通信RC」と、神戸港で働くひとたちになっていたのも、おもしろかったです。
閉会式を終えて、シートなどを撤収。いつもの銭湯へいってさっぱり汗を流してとっても気持ちよかったです。この一瞬のために、頑張るって感じ。京橋に用事のあるスポックさんに送ってもらって、浜ちゃんとわかれて、わたしは京阪へ。特急でビールでひとり祝杯。もういうことなし。帰って、参加賞のクッキーをたべて、極楽、極楽。
こんなに楽しく過ごせる大会は、他にはないんで、存続してもらえたら嬉しいですが、どうでしょう。
でも、ほんとうに楽しい時間を過ごすことができました。みなさん、ありがとうございました。
みんなで走ると楽しいね!